巨人・高橋 セ・リーグ単独トップ11勝目!6回零封の快投で約1カ月ぶり白星

[ 2021年9月24日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5ー0広島 ( 2021年9月23日    マツダ )

<広・巨>11勝目を挙げ笑顔でボードを手にする高橋(撮影・光山 貴大)
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 巨人・高橋には背負うものがある。「感謝の気持ちを忘れない。何とか、ここで恩返ししたい」。5点リードをもらった6回2死満塁でそう考えていた。

 直前。鈴木誠を打ち取り3アウト…だったが、飛球を三塁手の岡本和と捕手の小林が連係を取れない。今季22登板目で初バッテリーを組んだ小林のミットの先でファウルゾーンに落ちた。直後に鈴木誠に四球を与えた場面だ。

 小林の「ストライクゾーンに投げてこい」という助言が効いていた。肝に銘じ、次打者の坂倉を中飛に抑えて吠える。6回3安打無失点で約1カ月ぶりの11勝目を挙げ、リーグ単独トップに立った。

 ここ3試合勝てず、ボールが先行して原監督からは「見ていて苦しい」とまで言われた。9月にチームが低迷した責任を背負い込み「今日も寝られずに来た」と言うが、両コーナーを攻め、緩急を駆使し、指揮官からは「リズムが非常に良かった」と称えられた。

 球団の左腕では12年内海(現西武)以来9年ぶりの最多勝へ前進した。高橋は「昨日は戸郷も久しぶりに勝ちがついた。負けじと2人が頑張れば絶対に優勝に近づく」と言った。(神田 佑)

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2021年9月24日のニュース