村上と丸は大食漢 強打者の共通点

[ 2021年9月24日 09:00 ]

ヤクルト・村上(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 よく食べる子は育つ――。ヤクルト・村上が19日に史上最年少21歳7カ月で100号に到達。プロ1号を放った18年9月16日から、わずか3年と3日。すさまじいスピードでプロ野球を代表するスラッガーに成長した。

 1年目に2軍打撃コーチとして指導した松元打撃コーチは「練習する時は、常に全力でやっていた。それがこういう数字につながっているのかな」と振り返る。全力なのは、練習だけではない。「試合前、おなかいっぱいになるくらい食べる。正直、大丈夫かなと」と苦笑い。少し心配になるほど、米や麺など炭水化物で満腹にして試合に臨んでいるという。食事も全力だ。

 プロ野球選手は、体が資本。エネルギーを蓄えた方がいいとは思うが、食べ過ぎてプレーに支障はないのだろうか?同じ疑問を、巨人・丸にも抱いたことがある。

 記者は昨年まで2年間、巨人を担当。丸も「食べたいものを食べたいだけ食べる」と話す大食漢だった。試合前にうどんを6杯食べてから臨むことも。「(試合の)序盤は、おなかいっぱい」と笑って明かしていた。移籍後の2年間は主力として全試合に出場。胃袋にチャージしたパワーで、リーグ連覇に貢献した。

 村上は今季、打率・285で、いずれもリーグ2位の36本塁打、96打点(22日現在)。ヤクルトの2年連続最下位から躍進する原動力となっている。そんなに食べて大丈夫?は余計な心配のようだ。
(記者コラム・青森 正宣)

続きを表示

2021年9月24日のニュース