槙原寛己氏 大谷への四球攻めに「トラウトがいてくれたら」 後続の力不足で勝負避けられると分析

[ 2021年9月24日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―9アストロズ ( 2021年9月22日    アナハイム )

<エンゼルス・アストロス>12回2死、空振り三振で最後の打者となった大谷はベンチへ引き揚げる(撮影・沢田 明徳)
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 し烈な本塁打王争いを繰り広げるエンゼルス・大谷に残されているのは10試合。相手投手の「四球攻め」にも悩まされる中で、現状にどう向き合うべきか。本紙評論家の槙原寛己氏(58)が解説した。

 後ろにトラウトがいてくれたら――。改めてそう感じさせられる時期になった。敬遠四球を含む1試合4四球の大谷。プレーオフ進出が懸かる上位チームとの対戦は、今日のように簡単に歩かされるケースが増えてくるだろう。大谷の後を打つ打者の力量が落ちる今のエンゼルスではなおさらだ。

 このような「四球攻め」はメジャーではあまり見られないが、シーズン終盤の上位チームとの対戦では日本もメジャーも同じ。下位チームはこの時期になると、来季を見据えて3Aの投手を投げさせたりする。下位チームとの対戦を残しているゲレロ、ペレスが有利なのは仕方ない。

 大谷には、今こそ原点回帰を望みたい。四球が増えれば、どうしても強引にいきたくなるのが打者心理。でも、強引にいけば必ず崩れてしまう。ここは我慢して本塁打を追いかけないことが重要。好調だった前半戦はセンター中心に打っていた。それがキング争いが佳境に入って調子が落ちると、逆方向への打撃が見られなくなった。センター中心に打っていかないと、打てる球も打てなくなってしまう。最悪、同じ本数ならキング。それくらいの気持ちでいい。残り試合、大谷の原点回帰の打撃に期待したい。

 ≪トラウト、レンドン、アップトン…主力3人離脱中≫エンゼルスはア・リーグMVPを3度受賞のトラウトが右ふくらはぎの張りのため5月中旬に離脱した。当初は復帰まで6~8週間と見込まれていたが長引き、今季中の復帰は絶望的な状況となっている。他にも19年ナ・リーグ打点王のレンドンが左太腿裏の張り、通算324本塁打のアップトンが右腰の張りのため、戦列を離れている。

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