【阪神・平田2軍監督一問一答】「ここは、ファームやで。そんなもんへこたれてるやつは終わりや」

[ 2021年9月24日 16:57 ]

ウエスタン・リーグ   阪神5―3オリックス ( 2021年9月24日    甲子園 )

<ウエスタン 神・オ>3年ぶりにウエスタンリーグで優勝を決め、挨拶をする平田二軍監督(左) (撮影・平嶋 理子)
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 阪神2軍は24日、オリックス2軍に5―3で勝利し、3年ぶりのウエスタン・リーグ優勝。平田2軍監督は「これは選手たちの素晴らしい集中力だな」とナインの集中力を高めた。

 以下は平田2軍監督の一問一答。

 ――改めて優勝おめでとうございます
 「ありがとうございます。本当にね、昨日といい、今日といい、選手たちの粘りというか、勝ちたいというのを通り越して勝つんだという、そういう意気込みっていうか、点取られた後の4点でしょ。これは選手たちの素晴らしい集中力だな」

 ――二回はチャンスで江越が食らいついた
 「おお、食らいついた。あれだよ!あれをやれいうてんねん。きょうのためにとっておいたのかな。昨日と一昨日、三振ばっかりしてさ。今日のために江越とってたんかな。各選手たちはさ、一軍に上がるためのきっかけっていうのをやってるのでね。ああいう球際の強さというか、執念なんだよ。そういうところで、バットを投げようが何しようがさ、食らいついていくのが、ああいうヒットになるっていうのをさ、感じてほしいね」

 ――投げるほうでは昨日と同じく救援陣が無失点継投
 「まあ、賢一も頑張ってあれしてくれて。本当に先発の役割を果たしてくれて、そのあとね。ベテランの岩田がしっかり締めて、その後のピッチャー陣がゼロに抑えたわけなので。これは素晴らしいよね。ずっと投手陣が、いい」

 ――山本が同点打。初回にはバントも決めた
 「ヤス(山本)はもう本当にありがたいわ。バントは決める、とこでも守れる、勝負強い。そういったところではファームでも若い遠藤とかいるけど、堅実な守備といい、いいお手本になってくれている。江越にしてもそうやで。チャンスがあれば、いつでも1軍の戦力になれるんでね。その辺だけの話」

 ――村上や小野寺ら若手がタイトル争いをした
 「やっぱり1軍はピッチャーに関しては、及川とか小川一平を使ってくれて、すごくピッチャーの入れ替えというか。今は浜地が頑張ってくれているけど、そういうところで、ファームで成績がいい選手たちを矢野監督が使ってくれているので、すごい競争意識。打たれたらベンチに入れないんだもん、ファームのピッチャーも。そのぐらいのレベルの高さがあるというのは、そういう刺激、1軍であいつに負けない、負けてたまるかというのがあると思う。野手もそうだよ。首位打者だったら島田。今はいい仕事をして奪った。小野寺も4番で首位打者を取れるぐらいになっているし、その辺を監督がね。井上広大の故障が一番、痛いけど、そういうところで各選手たちが、すごく自分のレベルを上げようというのに、本当にこのシーズンやってくれたな」

 ――ここまでの投打のMVPを挙げるとしたら誰か
 「やっぱり村上は素晴らしいんじゃない。キャッチャーは引っ張ってくれた栄枝、長坂。栄枝だけじゃなくて、長坂。このピッチャー陣を引っ張ったのは長坂と栄枝だからね。栄枝だけじゃなくて、長坂もいれておいてくれよ今日も拳弥(長坂)が粘り強くリードしてさ。栄枝もずっと18連勝中もキャッチャーがやっぱり(良かった)。このキャッチャー2人非常に頑張ったと思うよ」

 ――長坂は見事なブロッキングを見せていた
 「拳弥も今日気合入ってたよ。そういったところで、ね。シーズンをあと2試合を残して、こうやって緊張感がある。心打たれることない? 改めなきゃいけないなと思うでしょ? そうやってひたむきにやってるとこよ。今日もファンのお客さんへ俊介に一言、言わせようかと思ったけど、調子に乗りすぎたらあかんな。俺ももう10分くらいまだしゃべろうかと思ったけど。自分を止めるのに必死だよ、今日は」

 ――印象に残っている試合は
 「いやいや、昨日今日だよ。歳取ってるからさ、過去のことは忘れちゃうんだよ。還暦過ぎると、過去のことは忘れるんだよ。やっぱり昨日(23日)の2点差から4点取っての逆転勝ち、きょうの3点取られてのすぐ4点で、5―3か。この2試合は、今年を、最後まで諦めないというか、それを集約したゲームじゃないかな」

 ――劣勢からの勝負強さは集中力の高さが理由
 「いや、選手たちの実力だよ。そのぐらいの実力着いてきてる。それを1軍に行ったときにどうパフォーマンスするか。そういうところをもう一殻、もっともっと自分にプレッシャーかけてやらなきゃ」

 ――選手との対話を意識していると感じたが
 「されてないよ。無視するときは無視やん。ダメなものはダメよ」

 ――今季、2軍監督として大事にしてきたことは
 「なんにもしない、スタイルを変えないもん。ただ、フィールド内で、どうやってパフォーマンスを。自分でパフォーマンス出せじゃないねん、出せないやつは練習するしかないねん。どうせ失敗するやろなってバントさせて、“ずっとできるまでやれ、それでないとプロじゃ飯食えないよ”っていう。そういうスタイルをずっと貫き通してるんで。だから、言ってるでしょ。強い選手を作るねん、強い選手を。そんなことで、へこたれてどないすんねん。ここは、ファームやで。そこに打ち勝つために、やっぱりさ、種をまき、水をやり、嵐にも。常に嵐だよ。そこを何とかさ、そんなもんへこたれてるやつは終わりや。そういうところで、へこたれるやつを、育てた覚えはないもん」

 ――矢野監督からはどんな選手を送って欲しいと言われていたのか
 「やっぱり、矢野監督とはしょっちゅうね、コミュニケーション取って、井上ヘッドとも話をしてるけど。今も、すごく使ってくれるでしょ。ファームで成績を残してる選手を。やっぱり外国人が多いから、足と守備が効くやつ。その中でも、島田みたいに、しぶとくずっと成績上げてるやつとかさ。小幡も含めて、そうやん。そういう1軍の需要にマッチしたやつ。だから、ファームで調子が良くても、足が速い、守備がいいやつがいったり。そこは、もっともっと打力を上げなきゃいけない、とかさ。ゲームによって、変わってくるんでね。そこは、矢野監督と井上ヘッドとしょっちゅう話している。外国人もそう。ロハスが今日から合流しました。もう一回、彼を。マルテでもそう。ファームっていうのは、そういう若い子だけとか、1軍から落ちてきた選手だけじゃない。外国人もいる。そういうところで、俺のスピークがでるわけや。な!明治大学英文学科。いつまで、喋んねん」

 ――何年か先を見据えているのか、それとも今を見ている
 「いやいやいや。それは俊介と今年入ってきた選手、村上やあの辺はまた違うし、そこは何年先って、もうビジョンが、ファームの場合は遠藤とかは今年何百打席立たせて、いろんなポジション守らせようとか、とりあえずそこはもうフロントと常に一体となって、1軍ともだけど、フロントとも我々外国人、国際部で、宮脇ディレクターといろいろ、投手を何球投げさせる。及川なんかそれがきっちりハマって、去年も故障しないように10日空けよう、今日は60球で収めようとか。もう純矢(西)は大丈夫やから、西は投げさせろとか。村上なんかもう、キャンプは我慢させ、我慢させ言うて。肘にちょっとアレ(痛み?)があるから言うて、4月ぐらいから投げさせるとか。これはもう我々現場だけでやってるわけじゃないんで。もう現場とフロントとのそういう共同作業なんでね。そりゃもうあと10年やりたいなんていったって無理よ、俺なんか。フロントがやっぱりいろいろ常に育成会議をしたりしてやるんで。そこを我々現場がうまく。勝ちたければ、ずっと同じ投手ばかり1軍みたく投げさせるわけにはいかんやん。昨日も小林と尾仲が2連投してたら、今日は湯浅と残留で残っていた伊藤和雄だとかさあ、岩田とかも残留していたんでね、投げさせたれとなるやん。そういうところは現場とフロントの共同作業ですね」

 ――無観客の春季キャンプで始まったが、有観客で優勝の瞬間を迎えられた。ファンの方の存在は
 「最後にはね、こうやってお客さんね、あいさつをしてても熱が入るやん。拍手、温かい拍手がさ。お客さんは神様ですって三波春夫さんが言ったけど、やっぱりね、入場料払って見に来てくれているんだもん。だから恩返しはひたむきなプレー、そして勝つことがファンの方に恩返しになるし、コロナ禍で改めて感じてる。選手たちもそう。ファームの場合には若い選手に興味をもっていただければね、もっともっと興味を持っていただければありがたいな」

 ――次はファームの日本選手権が10月、ロッテとの戦いになるが
 「前もロッテに逆転負けっちゅうかやられてる。まあやるからには日本一。俺が前のときはファーム選手権負けているんでね」

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