巨人・岡本和、これぞ主砲の一発! 7戦ぶり38号はバックスクリーンへの同点3ラン 村上を突き放す

[ 2021年9月24日 18:55 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2021年9月24日    東京D )

<巨・神>3回2死一、二塁、岡本は同点となる中越え3ランホームランを放つ(投手・西勇)(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 巨人の主砲・岡本和真内野手(25)が優勝戦線生き残りを懸けた阪神戦(東京D)で7試合ぶり一発となる同点の38号3ラン。ともにシーズン自己最多となる数字を38本塁打、106打点とさらに伸ばした。

 「4番・三塁」で先発出場。先発左腕・メルセデスが初回に2点先制を許すなど3回3失点KOされて迎えた3回だった。2死一、二塁で入った第2打席。相手先発右腕・西勇が投げた初球、真ん中付近のチェンジアップをバックスクリーンへ叩き込んだ。この回、先頭・メルセデスの代打に出た八百板が中前打で出塁するも吉川が投ゴロ併殺打で一気に2死走者なし。だが、松原が四球で出て坂本が左前打でつなぐと、主砲が主砲らしい一発で一気に3点差を追いついた。優勝と個人タイトル両方でのライバルである村上(ヤクルト)がこの日の中日戦(神宮)で37号2ランを放って並ばれた直後に出た一発でもあった。

 岡本和は15日のDeNA戦(東京D)で8回に山崎から左越え37号ソロを放って99打点目。2点差を追いついた9回には逆転サヨナラ勝ちを決める左犠飛を放ち、劇的な形で2018年の自己最多100打点に並んだ。試合がなかった16日を挟み、2位だったヤクルトと直接対決した17、18日の2連戦(東京D)はともに初回のチャンスで併殺打に倒れるなど8打席で7打数1安打。村上(ヤクルト)に1本塁打差、4打点差まで詰め寄られていた。それでも22日の広島戦(マツダ)では初回の先制中前2点適時打で5試合ぶり打点を叩き出すと、8回には押し出し四球でもう1打点を稼ぎ、計3打点。村上に7打点差をつけていた。

 岡本和のこれまでのキャリアハイはともにプロ4年目だった2018年の33本塁打、100打点。昨季は31本塁打、97打点でともに初タイトルとなるリーグ2冠に輝いている。

 ▼岡本和 打ったのはフォークです。なんとかランナーを還したかったので、ホームランになって良かった。まだまだがんばりますよ。

続きを表示

2021年9月24日のニュース