広島・小園 2戦連続零敗の中、孤軍奮闘6試合ぶりマルチ「1打席、1球に集中」定位置死守へ若ゴイ奮闘

[ 2021年9月24日 05:30 ]

セ・リーグ   広島0ー5巨人 ( 2021年9月23日    マツダ )

<広・巨21>1回1死、小園は二塁内野安打を放ち一塁に駆け込む (撮影・奥 調)
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 広島・小園海斗内野手(21)は23日の巨人戦で、6試合ぶりのマルチ安打と意地を見せた。目下、9月の月間打率・188と疲労がピークを迎える中で奮闘し、8回の併殺も勉強材料として成長を続けている。チームは、2試合連続の零敗で今季ワーストを更新する借金17。厳しい戦いが続く中、若手がシーズン終盤も集中力を切らさない姿勢を見せている。

 目標を見失いつつあるチーム状況の中で、何とか定位置を死守しようとする若ゴイの奮闘が目立った。計4安打のうち2安打は小園が放ったもの。6試合ぶりのマルチ安打が、シーズン終盤でも変わることのない高い集中力を示していた。

 「中堅方向にしっかりと強い打球を打とうと思っていた。1本ずつと意識しているけど、2、3本と打っていければ、もっとレベルアップできる。2本出たことは良かった」

 初回1死無走者では、カウント2―1から高橋の直球を二遊間にはじき返し、二塁への内野安打とした。6回1死一塁では、1ストライクからのスライダーを引っ張って、一、二塁間を抜いた。打線は2試合連続の零敗と覇気がなかった中で、チーム唯一のマルチ安打と孤軍奮闘した。

 9月は月間打率・188(80打数15安打)と調子が上向かず、3番だった打順は今月上旬から2番に変更された。今回の巨人3連戦では、不慣れな打順の難しさを痛感。初戦の21日では初回無死一塁から犠打に失敗し、22日は初回無死一塁からのヒッティングで投ゴロ併殺と、いずれも初回は無得点に終わっていた。この日は、走者が一塁にいる場面の6回1死で右前打。これまでの失敗を糧にした一打となった。

 「走者がいる場面では一、二塁の間を抜く形を意識している。犠打もあるけど、打つ状況なら安打でつないでいければいいと思う」

 つなぐ役割が求められる2番でも持ち前の積極性は貫いている。この日の4打席は全て追い込まれる前に勝負に出た。「(積極性が)自分の持ち味だと思う。コーチも(積極的にと)言ってくれている。可能な状況なら、そこは変えずにいきたい」。ただ8回1死一塁ではカウント1―1から遊ゴロ併殺。積極性が裏目に出る場面もあることを学んでもいる。ときに粘りも求められる2番が、打撃の引き出しを増やす貴重な経験となっている。

 「一戦一戦、全力でやるだけ。一打席、一球に集中していきたい」。この集中力があれば、少ない残り試合でも成長につなげられる。(河合 洋介)

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