中日・福留 9回代打で値千金の「古巣撃ち」同点打 「何とか走者を還せて良かった」

[ 2021年9月24日 05:30 ]

セ・リーグ   中日3ー3阪神 ( 2021年9月23日    バンテリンD )

<中・神(20)>9回1死一、三塁、代打・福留は同点となる左越え適時二塁打を放ち、ガッツポーズする(撮影・椎名 航)
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 ひと振りで古巣の白星を消した。中日・福留が2―3の9回1死一、三塁から代打で登場。スアレスのチェンジアップを捉え、左翼手・植田の頭上へ運んだ。打球がフェンスの隙間に挟まれるアクシデントでエンタイトル二塁打となったため、サヨナラの一塁走者は生還できず。それでも「みんながつないできたチャンスだったので何とか走者を還せて良かった」と同点打にガッツポーズで喜んだ。

 なおも1死満塁で木下拓が三ゴロ併殺に倒れ、今季初のサヨナラ勝ちこそ逃したが、8回までわずか2安打だった打線が土壇場で執念を見せた。与田監督も「よく負けなかった。本当は勝ちたかったが、ああいう粘りが出た」と、最終回に相手守護神を攻めた末の引き分けにうなずいた。

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2021年9月24日のニュース