8投手完封リレーの先陣切ったクライン“緊急先発”に「むしろ少し楽しみ」 リリーフ同様の準備で試合へ

[ 2026年5月16日 14:00 ]

インターリーグ   ドジャース6―0エンゼルス ( 2026年5月15日    アナハイム )

エンゼルス戦に先発したドジャースのウィル・クライン(AP)
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 ドジャースは15日(日本時間16日)、エンゼルスとの「フリーウエーシリーズ」初戦に零封勝ちし、3連勝。24年から続いていたエ軍戦の連敗を7で止めた。「1番・DH」で、打者として3試合ぶりにスタメン出場した大谷翔平投手(31)はメジャー通算200二塁打を記録し、4打数1安打で勝利に貢献。今季の打率.240となった。

 8投手での2安打完封勝利。先陣を切ったのは“緊急先発”となったクラインだった。この日の先発予定だったスネルが左肘の関節内遊離体のため、先発を回避し負傷者リスト(IL)入り。チームはリリーフ陣でつないでいく「ブルペンデー」を余儀なくされた。

 球場到着後に先発を伝えられたクラインだったが、動じることはなかった。「誰かがオープナーを務めることは、ある程度分かっていました。自分かジャック(ドライヤー)のどちらかかもしれないと思っていたので、驚きはありませんでした。むしろ少し楽しみでした」。リリーフ待機する普段と同様のリズムにするため、1回表が始まってから投球練習を開始。満を持して先発マウンドへと向かった。

 2回1安打無失点と好投し、2番手のエンリケスにバトンをつなぐと、以降の投手もエンゼルス打線を封じ込み、8投手でスコアボードに9個の「0」を並べた。クラインは「全員で一緒に戦っているということですね。僕たちは一人ひとりが、とにかくゼロを並べようとしている。そうすれば次の投手も同じようにマウンドに上がれるし、打線に点を取るチャンスを与えられる。リードを奪えれば、後の投手たちも少し楽になります」と胸を張った。

 昨年のブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)では延長18回の死闘となった第3戦で15回から登板。サヨナラの危機を乗り越え、4回1安打無失点、5三振を奪う好投で18回のフリーマンのサヨナラ本塁打を呼び込んだ。「全員が投げなければいけないとか、自分たちの肩にかかっていると考えると、不安になるのは簡単です。でも一人ひとりが次の投手を楽にしていく。それが自分たちにできるすべてです」。窮地で輝きを増す右腕が、チームに勝利への流れと今後につながる勢いをもたらした。

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