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超ス“ゴイ”72センチ重量級5・9キロ 東京都・多摩川

[ 2024年1月7日 07:00 ]

三上さんが釣った72センチと記念撮影。右は筆者
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】昨年末、多摩川の巨大魚を釣らせてほしいと依頼があったので、東京都八王子市周辺に出かけてみました。狙いはコイ。同行者の三上隼平さんは「毎年の締めは大ゴイで」と張り切っていました。もう1人の同行者の籏野勉さんは当初ブラックバスかナマズを狙う予定でしたので、状況が変わってコイに切り替えた時に「コイですかぁ?」と乗り気ではありませんでした。

 約30年以上前、師匠の西山徹さん(故人)から「奥山君、正月はコイ釣りに行こうよ。」と言われた時、筆者も同じ反応でした。なぜなら当時、コイは濁ってよどんだ水域で練り餌を投げ込んで待つイメージが強かったからです。しかし水が奇麗になった多摩川でライズするコイが師匠のフライにヒット、リールが逆転した時は目からウロコが落ちました。果たして籏野さんはどうでしょうか?

 午前8時半に釣り開始。最初は三上さんがチャレンジし、籏野さんはキャスティング練習を兼ねて開始しました。フライはパンそっくりに作ったカープスワローズ(コイが飲み込むの意)。フックが水面で上を向き、コイから見えないようにしてあります。

 三上さんは手練れですがなかなか釣れませんでした。練習していた籏野さんのフライにも食いついてきましたが、掛かりませんでした。開始から2時間ほどして三上さんがようやくヒットさせたのは64センチでした。そのファイトを見て籏野さんは当時の筆者と同じように驚いていました。これで覇気を得て場所を移動しながらフライを流しましたが、寸前で見切る魚が多く苦戦しました。移動中には日本記録になるのではないかと思われる巨大なニゴイも見つけました。

 ランチ後、籏野さんに待望のヒット。これは60センチ弱でした。その後三上さんが72センチの太ったコイをヒット。測ってみると5・9キロ。彼の重量記録になりました。そしてついに籏野さんに超大物がヒット。筆者は高い場所から見ましたが80センチはありそうです。リールが逆転し、ラインがどんどん出ていきます。通常下流に走ることが多いのですが、この魚は上流に向かっていきました。ならばゆっくりやれば取れる。そう確信した時、ラインがゆるみました。リールを巻いてくるとフライがなくなっていました。「コイは凄い」。籏野さんの認識は完全に覆っていました。

 その後、三上さんが67センチ級を2匹キャッチして終了しましたが、籏野さんは「もっと練習しないとダメですね」。

 年が明け、筆者の初釣りは見つけておいた記録サイズの巨大なニゴイを狙うべく、再び多摩川へ。コイに交じって泳ぐその魚を見つけ、角度を変えアプローチしましたがヒットしませんでした。つまり初釣りノーフィッシュ。何年ぶりでしょうか?1投目でコイがヒットしたラッキーな年もあったのに…。(東京海洋大学元客員教授)

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