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サワラ110センチ、ブリ89センチ…青物オンパレードや! 兵庫県尼崎市・武庫川一文字が今、大盛況

[ 2021年12月15日 05:30 ]

三木昇太氏(右)と三木結斗くん(小2)親子が鯖のノマセでメジロをゲット!
Photo By 提供写真

 今年の武庫川一文字は初秋からの青物釣りの好調がまだ続いている。こんなに寒くなってきたのに?と思いながら11月下旬に、日の出前からダウンジャケットに身を包み武庫川渡船(スポニチ指定店)へ。一文字は想像以上のにぎわいと、大物とのやりとりであちらこちらで歓声が上がっていた。ブリの89センチ、サワラの110センチを筆頭に、大サバ、大アジと青物オンパレード。夜明け前から夕方までまんべんなくヒットしているので、この活況はしばらく続きそうだ。(スポニチAPC・八十川 景一)

 武庫川一文字の活況は大変なものだ。しかも、船釣りでしかお目にかかれないようなブリやサワラの大物が狙える。また、料金も船釣りの3分の1程度で日の出前から日没まで大型青物が狙えるとあって、多くの人で大にぎわい、特に土日祝日は入場が予約制になることもあるので注意。

 私も日の出前にもかかわらず、乗船時に係の方に「5番、6番はもういっぱい。2番がオススメ」と言われた通り始めに到着する2番で下船。

 空いていると聞いた2番でも両サイドはすでに釣り人がいるポイントに入る。3、4、5、6番への長い武庫川一文字を見渡すと、もう隙間がないように見える釣り人たち。それも目に入る釣り人の何人かは竿を心地よさそうに曲げている。

 「そんなに釣れるの?」私は25グラムのジグを遠投。活性が高そうだと判断し、軽めのジグで早いアクションで攻める。右脇の釣り人がメジロ60センチをジグでヒットさせ、左脇ではサバのノマセで62センチのメジロをヒットさせる。ルアーでもノマセでも同じように釣れているのだ。ただ、私にはアタリさえない。

 サバのノマセでメジロを手にした三木昇太氏にタナを聞いてみると結構底に近いとのこと。ルアーでヒットした人も中層かそれより少し下とのこと。私はジグを40グラムに変え、少し落とし込んでみることにした。

 すると1投目でアタリ。「なるほど!」それからはアクション後のフワフワとヒラを打つ間を長めにとることにしたら、すぐにヒット。40センチのサバだ。その後、底を取るかというくらいまで落とすことで当たる回数も増え60センチのメジロを手にすることができた。

 それに気を良くし底を狙い過ぎたのか誰も釣っていないエソばかりが3匹も釣れたことも付け加えておこう。(あくまで中層狙い)

 さて、日が高くなり、人気の5番、6番の様子を見るため、観察がてらに歩いてみた。すると、特にどこがよく釣れているという訳でもなく、一様に釣れていた。また、ルアー、ノマセ、餌釣りなど、いろんな方法で釣れている。ただ日が高くなると、時折遠投で届くほどのポイントでナブラが発生する。

 ナブラはなかなか釣れないともいわれるが今の武庫一のナブラはよく釣れる。この時ばかりはルアーに分がある。そのため、一部の釣り人はノマセとルアーの2セットを準備して臨んでいた。

 午前10時を過ぎるとポカポカ陽気も手伝いダウンもセーターも暑いくらいになった。日の出から日の入りまで、まるで一年の季節を早回しで感じるようなぜいたくを味わった。

 まだまだ活況は続きそうなので、にぎわう土日祝日よりも、平日の少しのんびりできる日がオススメ。問い合わせは武庫川渡船(電)06(6430)6519へ。

 ◆アクセス 阪神高速湾岸線・尼崎末広インターを出て、1つ目の信号を左折。突き当たりを左折して土手の道を1キロ程度直進して駐車場へ。阪神高速神戸線からは武庫川インターを降りて国道43号をUターンして武庫川を渡り右折して土手道に入る。電車では要予約で阪神本線・武庫川駅から送迎がある。

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