「鎌倉殿の13人」古井戸の…平知康まさかの再登場 ネット驚き!矢柴俊博「一番小さな予測不能男(笑)」

[ 2022年12月17日 17:00 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第47話。再び鎌倉に現れた押松こと平知康(矢柴俊博)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は今月11日、第47話が放送され、ついに「北条政子の大演説」(1221年、承久3年)が描かれた。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河8作目にして初主演に挑んだ。

 第47話は「ある朝敵、ある演説」。鎌倉幕府の後継者争いが発端となり、乱れる京。朝廷の象徴・内裏が焼け落ちると、後鳥羽上皇(尾上松也)は再建費用を日本中の武士から徴収すると決める。後鳥羽上皇の狙いは北条義時(小栗)の孤立。義時の妻・のえ(菊地凛子)の兄、京都守護・伊賀光季を討ち取るよう藤原秀康(星智也)に命じた。「これをもって、北条義時追討の狼煙(のろし)とする」――。「承久3年5月15日、京都守護が官軍に襲撃される」(語り・長澤まさみ)。そして、後鳥羽上皇の使者、押松こと平知康(矢柴俊博)が18年ぶりに鎌倉入り、義時追討の院宣を義村たちに届けた。

 知康は2代鎌倉殿・源頼家(金子大地)の蹴鞠の師匠。第29話「ままならぬ玉」(7月31日)、古井戸に落ちたことが思い出される。まさかの再登場に、SNS上には驚きの声が相次いだ。

 番組公式ツイッターによると、史書「吾妻鏡」の承久3年(1221年)5月19日の記事には「後鳥羽上皇は北条義時追討の宣旨を五畿七道に下しました。関東分の宣旨は今日、鎌倉に到着し、押松丸という藤原秀康の従者が所持していたようです」とある。

 番組公式ツイッターに公開された矢柴の「かまコメ(撮影直前・直後の音声コメント)」(2分0秒)は以下の通り。

 ▼戻ってきた平知康 この作品は“予測不能エンターテインメント”と銘打っていますけども、まさに一番小さな予測不能という感じで。一番小さな予測不能の男・平知康という感じで思いました。どうですかね、そろそろ「かまコメ」も何度も出していただいて、何らかでちょっとバズれませんかね、お願いしますよ(笑)

 ▼再登場の知康について やっぱり、この人は変わらない方がいいんだろうなと思ったので、今回、最後に出る時も、上皇様というブランドは凄く意気に感じているとか、「俺は鎌倉に詳しいんだぜ」みたいな。凄く小さなところでの選ばれし感を忘れない男なんだろうなと思って。そういう小ささというか、痛々しさ(笑)。かわいらしい痛さを意識しました。「院宣まで持ってきたんだぞ」みたいなのは、そういうの大好きですからね、この人は。やらせていただきました。

 ▼平知康を演じ切って 今までは役を頂いて一生懸命やる、「この役ってどんなだろう」「こんな気持ちになれないかな」と思っていたんですけど、この平知康さんに関しては一緒に伴走している感じが凄くして。「この人はこんな時、どう思っていたのかな」って演じながら客観的に見ているような。役者としては不思議な体験をしましたし。あとは知康さんに会ってみたいですね。会いたいなって。この人のこんな小さなプライドと小さな意地。歴史の隙間にいらっしゃったこの人、数奇な小さな予想不能男(笑)。お会いしてみたいですね。偉人ではないけど、僕は凄く好きになってしまいました。

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