エビ中・柏木ひなた“卒業式”「大好きなエビ中だから頑張れた」

[ 2022年12月17日 04:00 ]

柏木ひなたの卒業コンサートを行った私立恵比寿中学
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 アイドルグループ「私立恵比寿中学」の柏木ひなた(23)の卒業コンサート「私立恵比寿中学 柏木ひなた卒業式~smile for you~」が16日、千葉・幕張メッセで行われた。約7000人のエビ中ファミリー(ファンの総称)に見守られながら、12年間の学び舎に別れを告げた。

 1曲目を飾ったのはグループにとって大切な曲「なないろ」。ステージ中央に1人立った柏木は、仲間への思いを込めながらアカペラで歌い出した。続けて、残りのメンバー8人が登場し、澄み切った青空のスクリーンをバックにパフォーマンス。笑顔あふれる幕開けとなった。

 柏木のフィーチャー曲「紅の詩」、エビ中を表現した曲「FamilyComplex」、グループを代表するアゲ曲「HOT UP!!!」など幅広い楽曲の数々を披露。ステージが何より大好きな柏木らしく全力でパフォーマンスし、彩り豊かな9人の歌声を会場に響かせた。

 本編終了後、鳴りやまないアンコールの拍手に応えて、メンバーカラーのオレンジ色に染まった会場に登場。涙をこらえながら手紙を読み始めた。

 2010年にグループに転入(加入)して12年。山あり谷ありのアイドル人生を「このグループにいなければ今の柏木ひなたは存在していないと思います」と振り返った。声を詰まらせながら、スタッフや家族、ファンへの感謝の言葉を紡ぎ、「大好きなエビ中だからここまで頑張ってこられた。12年間支えてくれてありがとう」と語った。

 メンバーに「最新の私立恵比寿中学が最強の私立恵比寿中学。何があってもあなたたちが信じる道を進んでください」とエール。続けて、かつて活動に不安を抱えていた柏木を「ひなたがいなきゃエビ中じゃないでしょ」と励ました天国の松野莉奈さんに対し、「あなたには感謝しかありません。これからもエビ中と私をずっと見守っていてください」と呼びかけた。

 ラストはメジャーデビュー曲「仮契約のシンデレラ」をメンバー9人でパフォーマンス。セリフパートではメンバーが柏木への思いを口にし、「たくさんの思い出をありがとう。ひなたお疲れちゃーん!」で締めくくられた。

 「エビ中のメンバーでいることができて本当に幸せでした」。太陽のような笑顔と力強い歌声で私立恵比寿中学とファミリーを照らし続けてきた柏木は、グループへの感謝と愛を胸に、まっすぐに未来へと進む。

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2022年12月17日のニュース