【シン覆面座談会】麒麟田村の退社報道真相は? 訴えていた経済的危機、事務所と今後の契約話し合う予定も

[ 2022年12月17日 10:00 ]

「麒麟」田村裕
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 話題の芸能ニュースを事情通たちが掘り下げる「シン覆面座談会」。今回のテーマは、お笑いコンビ「麒麟」の田村裕(43)に突然浮上し、沈静化した事務所退所報道です。相方の川島明(43)や本人がすぐに否定しましたが、果たして真相は…

 スポニチ本紙デスク 田村が吉本興業を退所する決意を固めたとの報道がネットに上がったのは14日の夕方。川島は残ってコンビは継続、田村はエージェント契約になる見通しと報じられた。びっくりしてすぐに取材したよ。周囲からは「まだ何も決まっていない」と聞いたよ。

 ワイドショーデスク 翌日には川島がMCを務める「ラヴィット!」で笑って否定した。「あの記事…何?」「気持ち悪い」って。本人にも電話で直接聞いて、否定されたと話していた。

 リポーター 16日には田村もTik Tokで「やめません」と否定。フォロワーからの「なぜそんな報道が出たのか」との質問に「僕が聞きたいです。本気で」と強い口調で話していた。

 週刊誌記者 そこまで力強く否定されると、なぜそう報じられたか気になるね。火のないところに煙は立たないって言うしね。実際のところ、どうなの?

 本紙デスク 報道前から事務所側と今後の契約について話し合いをする予定ではいたみたい。田村としては、どうするか迷っていたのが本音じゃないかな。川島が売れたこともあって劇場で漫才することも激減していたし、吉本にいる意味を考えるようになったんだと思うよ。

 リポーター 田村は今年10月のインタビューで経済的なピンチを訴えていた。コロナ下で仕事が減り、今年から補助金が減ったことで「このままなら芸人を辞めることになるかも」とまで語っていた。そもそもエージェント契約に切り替えたとしても、代理人を雇ったり経費がかなりかかる。金銭的に考えても難しかったかもね。

 週刊誌記者 最近の田村は趣味のバスケットボールを生かしてバスケ芸人の仕事が中心。バスケの教室も複数やっている。一方の川島は東京キー局の番組でMCなどで活躍中。独立報道が出そうな下地はあったわけだ。

 リポーター コンビは元々、田村が2007年刊行の「ホームレス中学生」でブレーク。川島は“じゃない方芸人”なんて言われていた。

 ワイドデスク 田村は「ホームレス中学生」で2億円を稼いだといわれるけど全部自分のものにしちゃったみたい。そのとき、いくらか川島とシェアしていたら、今のような困窮はなかったかも。漫才コンビで、ギャラを完全に折半しているタイプの芸人も珍しいけどね。

 本紙デスク 2人の関係は良好。田村は「僕の人生最大の功績は川島を見つけたこと」と言ってるし、川島は「こっそり僕のツイートをリツイートしてくれたりする」と感謝している。コンビ仲がこじれている感じはない。裏側できな臭い話もなかったし、一旦、騒動は落ち着いた感じだ。

 週刊誌記者 もうすぐM―1が近いけど優勝賞金は1000万円。2人できっちり分けるのが定番だけど、売れた後のことを考えるのも良いかもね。コンビ間格差って、なかなか大変そうだね。

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2022年12月17日のニュース