羽生九段 タイトル通算100期へ前進 挑戦まで“M2” 決勝では佐藤天彦九段と対戦

[ 2022年11月6日 04:40 ]

伊藤匠五段を下して決勝に進出した羽生善治九段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第48期棋王戦挑戦者決定トーナメントは5日、東京都渋谷区の将棋会館で準決勝の残り1局を行い、後手の羽生善治九段(52)が伊藤匠五段(20)を98手で下し、渡辺明棋王(38)=名人との2冠=への挑戦まで2勝と迫った。

 相掛かりの戦型で、序盤から激しい展開となった将棋に羽生は「自信がなく、ずっと際どい。負けかもしれないと思って指していました」と明かすが、終盤は相手王を囲むように追い詰めて貫禄の即詰みに討ち取った。決勝では佐藤天彦九段(34)と対戦し、勝てば敗者復活戦勝者との2番勝負に進出。現在進行中の第72期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグでも5勝無敗と好調を維持している羽生は「内容のある将棋を指せるように」と意気込みを示した。

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