【今夜の鎌倉殿の13人】残り7回　第42話「夢のゆくえ」市原隼人「まさかセクシーと」八田殿、船建造？

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第42話。宋の技術者・陳和卿（テイ龍進）と八田知家（市原隼人・右）（C）NHK
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　俳優の小栗旬（39）が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（日曜後8・00）は6日、第42話が放送される。今夜の注目ポイントを探る。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。物語は、江戸幕府まで続く強固な武家政権樹立を決定づけた義時と朝廷の決戦「承久の乱」へと向かう。三谷氏は2004年「新選組！」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑んだ。

　第42話は「夢のゆくえ」。忠臣・和田義盛（横田栄司）を失った3代鎌倉殿・源実朝（柿澤勇人）は、後鳥羽上皇（尾上松也）を手本として自ら裁定を下していくと決意を新たに。北条泰時（坂口健太郎）をそばに置き、自身の政を進める。一方、鎌倉における地位を盤石とした北条義時（小栗）は、のえ（菊地凛子）に勧められて執権を名乗ることを決断。未熟な実朝たちをけん制する。実朝と義時の関係がうまくいかないことに政子（小池栄子）が気をもむ中、源仲章（生田斗真）が京から戻り…という展開。

　公式サイトの次回予告。実朝は「この鎌倉を源氏の手に取り戻す」と覚醒。「唐船建造」のテロップとともに、上半身裸の八田知家（市原隼人）は「引けー！」と絶叫し、肉体美を披露。実朝の“夢の渡宋計画”が描かれる。何かと土木・建築関係の仕事も多い知家。「八田土木」「八田建設」の異名も取るが、ついに船建造にも参画か？

　10月28日には、水戸放送局「いばっちゃお」（金曜前11・30）で市原のインタビューが放送された。胸元をはだけた着こなしなどが「セクシー」と大反響を呼ぶが「セクシーと言われたのは完全な誤算です。近づき難いような、近づくと汗臭いような、それが人間臭さであり、泥臭さ。当時はエアコンもないですし、一生懸命生きている様を描きたかったんですよ。まさかセクシーと呼ばれるとは。思わぬところから多くの方に支持をしていただくという、新たなありがたさを感じました」と苦笑い。

　「八田知家じゃなければ、はだけていないと思いますし、結髪も乱れていないと思いますし、脂汗もかいていないと思いますし。純粋に色々なヒントを得て、こうかなと思ったままに胸元をガバッと開けました。思い入れがあるキャラクターになりました」と一際の愛着を示した。