吉村知事 飲食店への時短休業要請は「よほどのことがない限りしません」と断言! 「それで収まるとも…」

[ 2022年7月22日 20:00 ]

 大阪府の吉村洋文知事が22日、MBSの情報生番組「よんチャンTV」(月~金曜後3・40)に生出演。大阪府で新型コロナの新規感染者数が急増していることを受けて、今後の行動制限について語った。

 吉村知事は他の出演者からの質問に答える形で、「未来のことは予測できないので、確定的には言えないですけど、現状においてまん延防止措置や緊急事態宣言の措置を要請するつもりはないです」と語る。その上で「行動制限を要請しないのは“大丈夫だ!”というメッセージではなくて、感染は明らかに増えているわけですから、基本的な感染対策はしっかり取っていただきたい」と訴えた。

 続けて、行動制限を要請しない理由について、「オミクロン株の特性を考えると、重症化リスクは低いと言っても、40代とか50代とかもっと若い世代の重症化率や致死率は極めて低いです。ただ、70代とか80代とか、あるいはもともと要介護度が高い方とか、他の病気をお持ちの方にとってはリスクが高い。だから、方向性としては、ハイリスクの高齢者の方をお守りするという、そこに集中した対策を取るべきだと思ってますし、時とすればリスクの高い方には行動制限をとっていただくことも重要になってくるんじゃないかと思っています」と説明。また、陽性者に占める70代の割合が7%に過ぎないにもかかわらず、入院者の70%以上が70代以上であることを挙げて、「高齢者の方、そういう方と一緒に生活している人はより一層、気を付けてもらいたいし、場合によっては、そういう層の皆さんにリスクの高いところは避けてくださいという行動制限をお願いすることはあると思います」と伝えた。

 吉村知事は「“飲食店全体で(営業を)やめてください”とかは、コロナはなくなりませんので、それは進め方として違うんじゃないかと。そういう意味では緊急事態制限を要請するということは、今の段階ではないです。それで収まるとも思えないです」と口に。ここで大吉洋平アナウンサーが「今後はよっぽどのことがない限り、飲食店に対する時短とか、休業要請はないんだという理解でいいですか?」と確認。すると吉村知事は「はい、よほどのことがない限り、要請はしません」と改めて明言した。

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2022年7月22日のニュース