市川猿之助・尾上菊之助ら48人新型コロナ陽性 歌舞伎座「七月大歌舞伎」23日以降の残り全公演中止

[ 2022年7月22日 18:45 ]

歌舞伎座
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 松竹は22日、歌舞伎俳優の市川猿之助や尾上菊之助ら計48人の新型コロナウイルス感染が確認されたため、今月4日から東京・歌舞伎座で上演中の「七月大歌舞伎」の23日から千秋楽29日までの全公演(第1部・第2部・第3部とも)を中止すると発表した。複数の公演関係者が感染したため、既に今月19~22日の全公演(第1部・第2部・第3部とも)が中止になっていた。

 第1部は「當世流小栗判官」、第2部は「夏祭浪花鑑」「雪月花三景」、第3部は「風の谷のナウシカ」を上演していた。

 発表は以下の通り。

 歌舞伎座「七月大歌舞伎」は既にお知らせの通り、当興行における舞台関係者複数名に新型コロナウイルス感染症「陽性」であることが確認されましたため、7月18日(月祝)第一部、7月19日(火)から22日(金)【※7月20日(火)休演日】までの全公演を中止いたしました。

 現在、罹患者については健康状態の経過観察を行うと共に、保健所の判断に従い、随時、必要な対応をしております。また、罹患者のみならず、濃厚接触者の疑いのある周辺関係者の今後の健康状態を見定めることで、より一層の安全確保に努めております。

 松竹は、7月17日(日)より7月21日(木)まで経過観察を考慮し、随時、一斉PCR検査を行い、その結果、市川笑也、市川猿之助、市川男女蔵、市川門之助、尾上菊之助、上村吉弥、中村吉之丞、中村米吉ほか40名(計48名)に新型コロナウイルス感染症「陽性」であることが確認されました。

 この状況を踏まえ、ご来場の皆様は勿論のこと、出演者、公演に携わる全ての関係者の安全を確保すると共に、感染拡大防止に向け、「七月大歌舞伎」の7月23日(土)以降の公演について、以下の対応を決定しました。

 第一部、第二部、第三部:千穐楽7月29日(金)までの全公演を中止いたします。

 なお、中止いたしました公演のご入場券の払い戻し方法につきましては、決定次第、「松竹公式サイト」「歌舞伎美人(かぶきびと)」にて、お知らせいたします。

 歌舞伎座では今後も、専門家の指導を仰ぎながら、ご来場の皆様は勿論のこと、出演者、公演に携わる全ての関係者の安全を確保し、感染拡大防止に向け、迅速に対応してまいります。皆様にはご心配、ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げますとともに、引き続きご理解ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

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