ロザン宇治原 芸能人のユーチューブ参入に「個人のクリエイティブが生まれる場を潰してしまう」

[ 2022年7月22日 11:30 ]

ロザンの宇治原
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 お笑いコンビ「ロザン」の宇治原史規(46)と菅広文(45)が、22日までに自身のユーチューブチャンネルを更新。芸能人のユーチューブ進出について私見を述べた。

 「【芸能人ユーチューバー】◯◯は自分でやるべき」というタイトルで動画を更新。菅が「ユーチューブやりますって会社に言ったとき、制作いれますか?って言われた。俺はそもそもその発想がなかった。ユーチューブは自分でやるもので、自分で編集するものという感覚があった」と語った。「芸能人が制作を引き連れてユーチューブ撮るって、結局テレビやん。第2のテレビやん。それをされたら、ユーチューバーの中には勝てないとおっしゃる方もいる。元のユーチューブと別なものになっている」と問題提起した。

 宇治原は「制作を初めから抱える芸能人が進出すると、初期投資なしの新規参入のユーチューバーたちが不利になってしまう」と指摘。菅も「新規参入ができない媒体って衰退していく。これからユーチューブ自体が衰退していくかもしれない」と懸念した。

 宇治原は文章投稿メディア「note」についても言及し「物書きになりたい人は、昔は作家になって出版社を通して作品を作り上げて世間に出す、というのが経緯だった。テレビも一緒で、そういう世界だった。ところがユーチューブやnoteなど個人がいくらでも発信できる媒体が出てきて、クリエイティブなものがたくさん生まれる土壌が今できあがってきたところ。その世界に、出版業界とかテレビ業界が入ってきて、新規参入のクリエイティブな個人が出られる場だったものを潰してしまった」と指摘。

 「枠の数に制限がないから、そういう意味ではいいかもしれないけど、勝負できるかと言ったら過去よりは難しくなってくるかもしれないね」とまとめていた。

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2022年7月22日のニュース