宝塚　月組トップスター・月城かなと主演ミュージカル開幕　ユーモアたっぷりに決意表明

　宝塚歌劇団月組トップスター・月城かなと主演のミュージカル「グレート・ギャツビー」が22日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

　同作は16日に初日を迎える予定だったが、公演関係者から新型コロナウイルス陽性者が出たことで開幕が遅れていた。

　公演終了後、月城は大きな羽根飾りを背負ってあいさつに立ち「まずは初日が遅れてしまいましたこと、楽しみにしてくださったお客様に公演をお届けできなかったこと、大変、申し訳ありません。深くおわびいたします」と頭を下げた。続けて「お待たせしてしまった分、月組生、大変元気に、やる気に満ち満ちております。今日からこの素晴らしい作品に挑戦できる幸せを胸に、全員で力を合わせて精いっぱい頑張りたい」と決意表明すると割れんばかりの拍手が巻き起こった。

　同作は米作家、F・スコット・フィッツジェラルド原作で「華麗なるギャツビー」で映画化もされた名作。宝塚でも3度目の上演となる。月城も「この歴史ある作品に挑戦するということで昨日、本当に緊張しまして、気がついたら朝日が昇っておりました」と劇中歌「朝日の昇る前に」になぞらえあいさつ。大きな笑いが起こる中「本当に（朝日が）キレイだったんです。これで絶対大丈夫と思って。（劇中には）車の運転もありますので、安全運転で千秋楽まで頑張って参りたいと思います」とユーモアたっぷりにしめくくりファンも大喜びだった。