高宮まり プロ雀士、グラドル、そして… 「木も見たいし森も見たい」

[ 2022年7月22日 08:00 ]

YouTubeチャンネルなどについて語った高宮まり
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 【牧 元一の孤人焦点】プロ雀士でグラビアアイドルの高宮まり(33)がYouTubeチャンネル「高宮まりのまりさんぽ」を開設し、新たな一面を見せている。

 麻雀は攻撃型で、愛称が「ベルセルク」。グラビアでは、艶やかでクールなイメージ。ところが、YouTubeでは、よく語り、柔らかな雰囲気を漂わせる。

 高宮は「YouTubeを始めて『意外にしゃべる人なんですね!?』と言われるようになりました。麻雀の時もグラビアの時もキリッとしていることが多いので、気が強くてハードな性格の人、冷たそうな人に見えるようです。実際に、応援してくださっている方々にお会いすると『話しやすい』と言われます」と話す。

 チャンネルはマネジャーを務めるプロ雀士・中野妙子さんの勧めで5月に開設。グラビア撮影の模様や中野さんとの散歩、後輩の女性プロ雀士との対談などを公開している。

 高宮は「チャンネル名が『まりさんぽ』なので、基本的に、出身地の茨城県を中心にいろんな場所で楽しむ姿をお届けしたい。プロ雀士になって10年くらいたつんですけど、これまで特に趣味もなく、あまり屋外に出なかったので、良い機会だと思っています。自然と触れ合い、いろんな文化にも触れたい。応援してくださっている方々が思うより私はアウトドアが得意です」と笑う。

 プロ雀士になったのは20代初め。高校卒業後、大学進学のため上京していたが、ネット麻雀に夢中になり、本物の麻雀を打ってみたいと雀荘でアルバイトを始めたのがきっかけだった。

 「その雀荘で女性プロ雀士が働いていたんです。話を聞いて、私もなりたいと思いました。麻雀には、人と戦う楽しさがあります。覚えることがたくさんあるけれど、それがまた楽しい。攻め、守り、一筋縄ではいかないところ、その一つ一つが楽しい。当時は21、22歳くらいでしたけど、新しい世界に飛び込んで、不安よりも、ドキドキ、ワクワクする気持ちが強かったです」

 日本プロ麻雀連盟に所属し、これまで女流MONDO杯、女流プロ麻雀日本シリーズなどで優勝。2018年からはプロ麻雀リーグ「Mリーグ」で、チーム「KONAMI麻雀格闘倶楽部」のメンバーとして戦っている。

 そのルックスを生かし、グラビアモデルとしても活動。これまで10作のイメージDVDを発売しており、漫画雑誌「近代麻雀」最新号でも表紙とグラビアを飾っている。

 「グラビアは日本プロ麻雀連盟に入った年に『連盟のカレンダーの水着担当はどう?』と言われたのがきっかけで、それからお仕事を頂くようになりました。グラビア1本でやるとしたら相当なプロ意識が必要だとは思いますけど、私は楽しませて頂いています。カメラマンさんやメイクさん、光の加減のおかげで、良い感じの雰囲気に変われます。自分だけど自分じゃないような人が写真の中にいて面白いです」

 麻雀、グラビア、そしてYouTubeチャンネル。活躍の場は広がるばかりだが、これから向かう先はどこなのか。

 「最近、むしろ麻雀をする時間が増えています。仕事の広がりは私にとって良い相関関係があります。これからも麻雀道をしっかり歩きつつ、いろんなものに挑戦していきたい。木も見たいし森も見たい。森の中のいろんなところを歩いてみたい。温かく見守って頂けるとうれしいです」

 どんな森に向かうのか、ますます興味深い。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。

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2022年7月22日のニュース