「ちむどんどん」最終回?タイムから数日…暢子&和彦“14年愛”結婚へ!華丸は“逆プロポーズ”に苦言

[ 2022年7月22日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第75話。結婚を決めた暢子(黒島結菜)と和彦(宮沢氷魚)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は22日、第75話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第75話は、1978年(昭和53年)8月。沖縄のお盆、ご先祖さまをあの世へお見送りする最も重要な日「ウークイ」に、賢秀(竜星涼)良子(川口春奈)暢子(黒島)歌子(上白石萌歌)が7~8年ぶりに実家に顔を揃えた。ちょうど和彦(宮沢氷魚)も嘉手刈老人(津嘉山正種)の取材のため沖縄入り。4人は優子(仲間由紀恵)から亡き父・賢三(大森南朋)との馴れ初めなど、秘められた過去を聞く。一夜明け、4人は思いを新たにし、それぞれの人生の課題に向き合う。そんな時、暢子の前に現れたのは…という展開。

 暢子は翌日東京に帰ると房子に電話。房子は賢三が亡くなった時、仲違いしたまま。それを後悔し、子どもを1人引き取ると申し出た。優子の断りの手紙の中に、嘉手刈の遺骨収集を手伝っていることが書かれてあり、寄付を始めた。房子は「両方つかみなさい。仕事も結婚も」と暢子の背中を押した。

 暢子は浜へ。そこに和彦が現れた。和彦は嘉手刈の話を伝えた。

 沖縄戦。嘉手刈は妻と2人、ガマ(洞窟)からガマへと逃げた。途中、親と死に別れたらしかった少女と一緒に。ある時、激しい艦砲射撃に襲われ、必死に逃げるうちに握っていた少女の手を離してしまった。

 「はぐれる前に、わしはその子に言ったわけさ。もし、逃げ延びることができたら、うちの子にならないかって」。そして、艦砲射撃。「気が付いたら、女の子いないわけさ。知らん間に、その女の子の手、離してしまったわけさ」。

 嘉手刈が振り返ると、遠くに倒れた少女が見えたが、逃げるしかなかった。

 終戦後、嘉手刈は少女を捜しに出たが、丘が削られ、地形まで変わっていた。「遺骨収集について、いろんな人がいろんなことを言う。でも、自分には難しいことは何も分からない。何も褒められることなんかじゃない。自分はただ、誰にも言えず、ずっとあの子を捜しているだけなんです」。和彦は嘉手刈の言葉を明かした。

 海へ歩いていった暢子を追い、和彦が手を握る。

 和彦「僕はこの手を、絶対に離したくない。嘉手刈さんの分まで。絶対に、絶対に離したくないんだ、暢子」

 暢子「夕べ、お母ちゃんがお父ちゃんと出会ってくれてからのこと、初めて話してくれた。うちは恋愛とか結婚には向いてないと、あきらめていた。うちの人生にそういうのは関係ないって。だけど、夕べ、お母ちゃんの話を聞いて、当たり前のことに気付いたわけ。お父ちゃんとお母ちゃんが恋をして、幸せになりたくて結婚してくれたから、うちは生きている。うちも幸せになりたい。とことん幸せになりたい。幸せになりたくてなりたくて、ちむどんどんしてる。絶対、何があってもあきらめない。うち、和彦くんのことが好き。和彦くん、うちと結婚してください」

 和彦「うん。結婚しよう」

 1964年(昭和39年)、小学5年の暢子は沖縄に転校してきた中学生・和彦(14歳)に出会った。上京した暢子は東洋新聞社にアルバイトとして派遣され、記者の和彦と10年ぶりに運命の再会(第37話、5月1日)。初対面から約14年、愛(飯豊まりえ)と別れた和彦の告白中に暢子が「タイム」をかけて(第70話、7月15日)から数日、ついに2人は結ばれることになった。

 しかし、次週予告(第16週「御三味(うさんみ)に愛を込めて」)。和彦の母・重子(鈴木保奈美)が「結婚は許しません」――。波乱の展開になりそうだ。

 直後の同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の“朝ドラ受け”。最終回に見られる“オープニングタイトルバックなしの演出”も手伝い、博多大吉は「あれ、今日、最終回かな、そんなエンディングの後に突然、鈴木保奈美さん。また来週からモメるのかね」と切り出し、博多華丸は「モメるんじゃないですか。和彦はまた知らんフリしますよ。(別れやプロポーズを)言わすんじゃないよ、女性に。おまえが言え、と」と苦言を呈しつつ、笑いを誘った。

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