渡辺名人 防衛王手へ、斎藤八段 初勝利へ長考合戦 名人戦第3局第1日

[ 2022年5月8日 05:30 ]

斎藤八段(左から2人目)が見守る中、渡辺名人(右)が封じ手を立会人の深浦九段に手渡す(日本将棋連盟提供)
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 渡辺明名人(38)=棋王含め2冠=の開幕2連勝で迎えた将棋の第80期名人戦7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)第3局は7日、福岡市のアゴーラ福岡山の上ホテル&スパで第1日を行い、先手の渡辺が49手目を封じて指し掛けた。

 角換わりの重厚な序中盤から惜しげもなく時間を使ったのはシリーズ初勝利を目指す挑戦者・斎藤慎太郎八段(29)。40手目に51分、44手目に1時間19分費やす慎重な指し回しだ。渡辺も45手目に52分、そして封じ手には1時間49分を投入。迫力ある長考合戦となった。

 消費時間(各9時間)は渡辺が3時間41分、斎藤が4時間21分。対局は8日午前9時に再開する。渡辺が勝てば3期連続の名人戴冠に王手となる。

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2022年5月8日のニュース