犬塚浩弁護士 秀岳館高サッカー部“暴行騒動” 監督の世間とのズレ指摘「内部通報者を晒し者にした」

[ 2022年5月8日 11:37 ]

フジテレビ社屋
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 弁護士の犬塚浩氏が8日、“ワイドナ弁護士”としてレギュラー出演するフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。熊本県八代市の私立秀岳館高サッカー部の男性コーチが部員の生徒に暴行した問題で、学校側が5日に記者会見したことに言及した。

 会見では、全生徒を対象にしたアンケートの結果、サッカー部員が2年以内に受けた暴力行為が38件(職員から部員への暴力25件、部員同士の暴力13件)確認されたことを報告。また、コーチの暴力行為を巡って部員が顔や名前を明かして謝罪する動画を部の公式ツイッターに投稿したことについて、同部の段原一詞監督が事前に把握して動画の制作に関与していたことも明らかにした。

 犬塚氏は「暴力がまん延したことは許されないんですけど、今回の場合は内部通報者を、内部通報者を守るという時代に、晒し者にしたっていうこと自体、それが生徒主導だと言い切っている監督の世間とのズレというのは、学校のガバナンスが遅れているってことを痛感いたしますね。勇気をもって通報した生徒がこういう扱いをされてしまったことは大変に悲しいことだと思う」と断罪。「一方で、暴力を振るったコーチの名前は出ていないわけですから。本当にバランスが取れていない」とも指摘した。

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2022年5月8日のニュース