【2005年「義経」壇ノ浦の戦いVTR】金の八艘飛び「鎌倉殿の13人」小栗旬らも登場していた“縁”

[ 2022年5月8日 05:00 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第18話。源義経(菅田将暉・左)と弁慶(佳久創)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は8日、第18話「壇ノ浦で舞った男」。源平合戦の最終決戦「壇ノ浦の戦い」(1185年、元暦2年)が描かれる。舟から舟へ飛び移った源義経の伝説「八艘飛び」も登場。新しい義経像を体現している俳優の菅田将暉(29)は、どのように舞うのか。2005年の大河「義経」の壇ノ浦の戦いを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「義経」は滝沢秀明氏が主演を務めた大河ドラマ44作目。第35話「決戦・壇ノ浦」(9月4日)。義経(滝沢氏)軍は劣勢だったが、昼すぎ、潮の流れは東から西へ、逆向きに流れ始め、形勢は逆転。義経は平清盛(渡哲也)と清盛の後妻・時子(松坂慶子)の息子・平知盛(阿部寛)との一騎打ちに挑む。

 知盛「九郎義経殿とお見受けする」

 義経「いかにも義経。其処許(そこもと)は」

 知盛「中納言、平知盛。九郎殿、覚悟めされ!」

 義経「平知盛殿、もはや戦の趨勢は我らに有利。降伏を」

 知盛「降伏など思いもよらぬこと」

 知盛が義経のなぎなたを真っ二つに割ると、義経の幼なじみ・喜三太(伊藤淳史)が金の入った袋を投げて応戦。知盛が袋を斬ると、金が舞う。知盛の足元への刀をかわし、義経はジャンプ。高々と舞い、別の舟に乗り移った。その後も次々に跳躍し、知盛を翻弄。神々しいオーラを放つ。

 知盛は幼少期に義経(神木隆之介:回想)と遊んだことを思い出し「あの時が、今日の定めの始まりであったのか」――。知盛から敗色濃厚と報告を受けた時子は「西国の海は、元来平家のものであった。我ら共に、その海に帰ろうではないか」と清盛との間の娘・建礼門院徳子(中越典子)らに呼び掛け、三種の神器・草薙剣と入水。知盛も「見るべきほどのことはすべて見た。今はこれまで」と自らに碇を巻きつけて海に身を投げた。

 「義経」の壇ノ浦の戦いには「鎌倉殿の13人」のキャストも登場。小栗旬が梶原景時(中尾彬)の息子・梶原景季役、松平健が武蔵坊弁慶役、小泉孝太郎が平資盛役。その縁もまた興味深い。

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