研ナオコ「人前に出るのが大嫌い」 歌手を目指した“車”にまつわるきっかけを披露

[ 2022年5月8日 13:51 ]

研ナオコ
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 歌手の研ナオコ(68)が、7日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴 No Car,No Life」(土曜後9・00)にゲスト出演。歌手を志したきっかけを明かした。

 実家が兼業農家で、父は外で働き、母は畑仕事に従事したという研の一家。近所では軽トラ、耕運機しか走っていなかったが、「うちはなぜか自家用車があった。父が車が大好きで、外で働いてきた分、車に費やしていたの」と懐かしそうに振り返った。父は当時、かなり目立ついすゞ自動車の「ヒルマン ミンクス」に乗っていたという。

 ただ、車にお金を使っていたせいか、実家はあまり裕福ではなく「家がボロボロでね。私がこどもの時に100年以上建っていたぐらい。隙間風とか、まあ冬は寒いし、夏は暑い。扇風機もないもん」。そんな研は「家を建て直したくて、かやぶき屋根の。そのためには歌手になるしかないな」と、実家を建て直すため歌手になろうと決意し、音楽学校への進学を希望。当時、父が東京まで車で連れて行ってくれた。

 ところが「稼ぐために東京に出ていくのに、音楽学校って結構高いんですよ」と学費が高かったため、「なんでお金払わないといけないんだろうな。やめようって」と一時断念。中学を卒業したら、歌手になるため上京する意志でいたが、地元の高校に進学。それでも夢を追って、高校を中退してデビュー。結局「結婚する前には」と、実家の建て替えも行った。

 「おぎやはぎ」矢作から「目立つのが好きだったんですか?」と聞かれた研は「嫌いだったの。人前に出るのが大嫌いで、とにかく一人で歌っているのが好きで、得意というより大好きだったの」と回想。矢作が「僕の中では歌は遺伝だと思っているんです」と持論を口にすると、研は「父親が“のど自慢荒らし”だったみたいで。母親も歌が好きだった」との逸話も披露していた。

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2022年5月8日のニュース