知床観光船事故 社長会見でカンペ誤読多発にSNS指摘「弁護士の用意した文を読み間違えてるのか」

[ 2022年4月27日 17:36 ]

 北海道・知床半島沖で起きた乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU1(カズワン)」の遭難事故で、運航会社の社長が27日、斜里町内のホテルで会見した。SNS上では、社長のカンペ読み間違いに指摘の声が相次いだ。

 「知床遊覧船」の桂田精一社長はこの日、斜里町内のホテルで会見。「このたびはお騒がせして大変、申し訳ございませんでした」と、冒頭だけで2度にわたり土下座して謝罪した。その後は手元の資料に目を落として説明を始めた。

 ところが、言葉には誤読と思われる表現が散見された。「この度は当社の船舶のクルーズの中で大変な事故を起こしてしまい、亡くなられた被害者の方々、及び“ソウサ”中の被害者の方々に対して、大変申し訳ございませんでした」と、捜索中とすべきところを「ソウサ中」と表現。また「現在、捜索中の被害者の方々が1日も早く見つかることを心からお祈りするとともに、当社としては捜索中の被害者の方々の捜索するためにできうる限り尽くしていく“ショザイ”でございます」と話し、「所存」との読み違いともみられる言葉で説明した。

 SNSには「捜索を捜査と言い間違い 所存を所在と言い間違えてる時点でどうなの?って感じなのに会見5分で2度の土下座…なにこれ?」「原稿読んでるわりに日本語がおかしい」「『所在でございます』って言ってたけど『所存でございます』の読み間違えだべな」「物を知らんのか、弁護士なり誰かの用意してくれた文章を読み間違えてるのか」と、厳しく指摘する声が相次いだ。

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2022年4月27日のニュース