志らく 秀岳館高サッカー部監督“不適切発言”に「生徒たちを脅したんでしょ。これは教育者としてアウト」

[ 2022年4月27日 11:51 ]

立川志らく
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 落語家の立川志らく(58)が27日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。熊本県八代市の私立秀岳館高サッカー部コーチの暴力動画騒動について言及した。

 この問題は、30代男性コーチが部員の生徒を蹴るなど暴行している様子を撮影した動画がSNSに投稿され発覚。学校は20日、匿名の電話によりコーチが生徒の脚を蹴ったり、背中を殴ったりする動画を確認。同日、八代署も捜査を開始していた。同校によるとコーチは21日に退職願を提出。学校は「受理する方向」としている。県警八代署は26日までに暴行の疑いでコーチを書類送検した。一方、段原一詞監督が、動画を拡散させたとされる2人の部員に「完全な被害者は俺だけ」と話す音声が26日までにSNSに投稿された。同校は「ミーティングで部員たちにネットの怖さを話す中で不適切な発言があった」としている。同監督は25日、日本テレビ「スッキリ」に出演し「全て僕に責任がある」と涙声で謝罪していた。

 志らくは「暴力振るったコーチは言語道断だけど、この監督、不適切発言なんかで済ますようなことじゃないですよ。不適切発言っていうのは、思わず口が滑った場合。本心でしょ。生徒たちを脅したんでしょ。これは教育者としてアウトですよね。これは許されないですよ、この監督。この言葉はひどい。教育者の言葉じゃない」と自身の思いを述べた。

 音声で段原監督がネット上に動画を投稿したとされる生徒2人に対し「(お前ら)は俺たちに対する加害者だ。意味わかる?(もちろん殴られた生徒)は被害者やな。でも完全な被害者はたぶん俺(監督)だけや。俺がお前ら訴えたらどうする?俺の仲間の弁護士たちに俺が『被害を受けた』っていうて訴えたらどうするか?本当は謝って済むような問題じゃない。これだけの騒ぎになって…損害賠償請求とかって話になるだろうよ」と発言していた。

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2022年4月27日のニュース