DJ KOO 脳動脈瘤で6時間半の大手術 辛いリハビリ生活を明かす「コンプレックスの塊でした」

[ 2022年4月27日 12:01 ]

DJ KOO
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 ダンス&ボーカルグループ「TRF」のDJ KOO(60)が26日、NHK「ハートネット TV」(後8・00~)に出演。脳動脈瘤で大手術を受けたあとの辛いリハビリ生活を明かした。

 2017年番組の企画で人間ドッグを受診した時に、直径9・8ミリの脳動脈瘤が見つかり、医師からはすでに視神経を圧迫していて失明の恐れがあること、破裂すれば助からない恐れがあることを告げられたという。

 6時間半に及んだ大手術は無事成功。その後のリハビリ生活について「まずは歩くことから、立ち上がることから。自分は点滴と血を逃がす管があったり、抜糸もしてなかったりしていたし、その状態で歩きながらリハビリに向かって行ったりとかして…」と回顧。続けて、「入院中は、ずっと窓があって、『この病院の外にいつになったら出られるんだろう?』ってずっと考えてて」と話し、「初めて病院のドアをあけて表を歩いたその1歩っていうのが、月に降り立ったような、自分の足で大地を踏んだぞっていう。今まで当たり前に歩いていたことが…。この1歩ってすごく自分にとって大きいなって思いました」と振り返った。

 退院後も、リハビリ生活は続いたといい、「それから、退院してウオーキングをしだしたんですよ。ウオーキングの時に奥さんや娘が何かあったら危ないって一緒についてきてくれた」と回想。当時の心境について、「実際にその時は正直に言うと、コンプレックスの塊でした」と話すKOO。理由については「行きかう人は会社帰りの方や学生さんが普通に歩いて、ケータイで電話したりしてるんですよ。でも、僕はそれがまだできない状態。なので、普通に生活している方よりも僕ってまだまだそこまで至らないんだっていうコンプレックスがあったんですよ」と説明した。

 しかし、「でも、奥さんや娘が『あれだけ大きい手術したんだから、慌てなくていいよ』って言ってくれて…。『破裂前に手術できたことが、大きなラッキーだった。ここは慌てないで、ゆっくり一緒に歩こうよ』って言ってくれて…」と家族が励ましてくれたから乗り越えることができたと思い返した。

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2022年4月27日のニュース