滝川英治 いとこ滝川クリステルのサプライズ手紙に涙…献身介護に感謝「何の恩返しもできてないな」

[ 2022年4月27日 14:34 ]

滝川英治
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 俳優・滝川英治(43)が27日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、いとこのフリーアナウンサー滝川クリステル(44)からの手紙に涙する場面があった。

 アニメ原作の舞台、ドラマなどに出演、2・5次元俳優として人気を博していたが、17年にドラマ「弱虫ペダル Season2」の撮影中の事故で転倒し、脊髄を損傷した。真っ先に病院に駆けつけてくれたのが、クリステルだったという。

 年も近く、お互いのきょうだいを含めた4人は、幼少期から仲良しだったという。青春時代には「受けましたね。恋愛の相談を」と、クリステルから恋愛の悩みを聞いたことも明かした。

 そんなクリステルから滝川への手紙を、司会の黒柳徹子がサプライズで読み上げた。「偉そうに言えることではないけれど、ここまで本当に本当に本当に本当によく頑張ってきたね。生死を彷徨い、死ではなく生を与えられたあの瞬間から、えいじはその命を本当に力強く生きていますね」(原文まま)と、滝川の頑張りを激励する内容がつづられていた。

 滝川が1年間の入院を経て、退院した2週間後、大阪に住む父が心筋梗塞で急死した。通夜、告別式を欠席せざるを得なかった滝川の気持ちを察してか、クリステルと弟のモデル・滝川ロランは現場の模様をスマホで撮影し、送ってくれたという。無念さが募った滝川は、自身のふがいなさを謝罪する言葉を参列者に伝えてもらうようお願いしたという。クリステルからの手紙には、「お通夜の終盤、えいじは突然話したいと伝えてきました。自分がこのような体になってしまい、喪主を務めることもできず、この場にもいられずに本当に不甲斐ない自分を許して下さい…何度も何度も謝るえいじの言葉が会場内に響き渡り、私は涙が止まりませんでした。お願いだから謝らないでほしい、そう何度も思いました。愛する家族との別れにもこんなに試練を与えるものなのかと…感情を整理することができませんでした」と、つづられていた。

 当時を思い出したのか、滝川は天を仰ぎながら涙をこぼした。「いやあ…ごめんなさい。ありがとう。彼女は本当にこの4年半、支えてくれていたし、いつも僕のことを気にかけてくれて、いろんなアドバイスもくれたし、会うと『英治はすごいよ、すごいよ』といつも褒めてくれましたし。感謝しかない」。一方で、「僕は彼女に、家族にもそうですけど、僕の方がしてあげることは何一つないなって。何の恩返しもできてないなっていうのが心の中にあって。どうやったら彼女を喜ばせてあげられるんだろう」とも打ち明けた。

 滝川は首から下の感覚がほぼなく、左手をわずかに動かせるような状態。この日も車いすで出演した。そんな中でも芸能活動を継続。口で絵筆をくわえながら絵を描き、21年には絵本「ボッチャの大きなりんごの木」を出版するなど、挑戦を続けている。黒柳は「あなたが前向きにいこうとしていることは、クリステルさんはきっと喜んでいると思うのよ」と、滝川にねぎらいの言葉をかけていた。

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2022年4月27日のニュース