元駐ウクライナ大使の角茂樹氏 ロシア首脳の辞任に「政権内で意見の対立が顕在化しているとみていい」

[ 2022年3月24日 09:27 ]

フジテレビ社屋
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 2014~19年に駐ウクライナ大使を務め、ゼレンスキー大統領とも面識のある角茂樹氏が24日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアの大統領特別代表を務めていたアナトリー・チュバイス元第1副首相が辞任したことに言及した。

 海外メディアによると、ウクライナ侵攻に同意できないことが理由という。侵攻に反対するプーチン政権高官の辞任は初めてとみられる。ペスコフ大統領報道官が辞任を確認した。チュバイス氏はソ連崩壊後にロシアの市場経済移行を主導し、エリツィン政権下で第1副首相や大統領府長官を歴任。プーチン政権下では国営電力企業社長や、リベラル系政党「右派連合」の幹部も務めた。2020年12月からはプーチン大統領の特別代表に就任し、国際機関との協力を担当し、気候変動対策問題などに関わっていた。

 角氏は「ようやく、ロシアの中においても、今プーチンがやっていることはおかしいんじゃないかという声が政府の中でも出始めているという兆候ではないかと思います」と言い、MCの谷原章介が「このチュバイスさんは(プーチン大統領と)すごい近しい方だったんですか」と聞くと、「政権の指導層の一人ですから、この人が外に出たということは政権内でいよいよ意見の対立が顕在化しているとみていいと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年3月24日のニュース