安藤美姫 ロシア除外のフィギュア世界選手権に「スポーツと政治を分けるべきという意見もありますが」

[ 2022年3月24日 14:13 ]

安藤美姫
Photo By スポニチ

 プロフィギュアスケーターの安藤美姫(34)が24日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演。フィギュアスケート世界選手権が23日にフランス・モンペリエで開幕したことについてコメントした。

 女子ショートプログラム(SP)では、北京五輪銅メダルの坂本花織(21=シスメックス)が自己ベストの80・32点で首位発進。同5位の樋口新葉(21=明大)は67・03点で7位、同23位の河辺愛菜(17=木下アカデミー)は63・68点で12位だった。フリーは25日に行われる。

 安藤は、強豪のロシア勢がウクライナ侵攻への制裁で国際大会から除外されていることについて、MCの坂上忍に「率直に、どういう目線で見てます?」と聞かれ、「すごく軽い言葉というか、簡単には済まされないところが絡んでいるので何とも言えないですけれども、2つあって、1つは、いちフィギュアスケーター、フィギュアスケートが大好きな人間としては、ロシアっていうのは男子、女子、ペア、ダンスで表彰台を狙える選手が多い強豪国なので、もちろん素晴らしい演技が見たかったなっていうのはあります」としつつ、「でもこうなってきますと、国というか世界的に問題となっている政治だったり戦争というところが絡んできますと、そういうのだけではいられないところがあります」と指摘。そして「私も全然シチュエーションは違いますけれども、東日本大震災だった時とかも自分自身も普通の生活ができなくなっちゃったタイプの人間なので、いろんな気持ちだったりだとか現状を考えると、こういう結果になるのはしようがないのかなと」とし、「スポーツと政治を分けるべきという意見ももちろんあるんですけど、国を代表して国旗を背負って試合に出るっていうのは、日本も変わらず、政治ってどっかで絶対にかかわってくる、スポーツっていい意味でも悪い意味でも。ここは本当にいっぱい考えて解決していかないといけないのかなって思います」と自身の考えを話した。

続きを表示

2022年3月24日のニュース