没後30年 尾崎豊さん衣装に長男・裕哉「鳥肌が立ちました」

[ 2022年3月24日 05:30 ]

尾崎豊さんが愛用したピアノやギターの前で笑顔を見せる尾崎裕哉(左)と須藤晃プロデューサー
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 1992年4月に26歳で急逝したシンガーソングライター尾崎豊さんの展覧会「OZAKI30 LAST STAGE」が23日、東京・松屋銀座で開幕し、長男で歌手の尾崎裕哉(32)、尾崎さんのプロデューサーで同展を監修した須藤晃氏(69)が来場した。

 没後30年の節目に愛用の楽器や直筆の歌詞、譜面などを展示し、レコーディングスタジオをイメージした空間も演出。父と同じ道を歩む裕哉は「尾崎豊という一人の人間が生きてきた証が、このような形で残っていくことは遺族として本当にうれしい」と感慨深げに話した。自身が提供したギターなどもあるが、ステージ衣装など初めて目にするものもあり「情報はだいたい出尽くしているが、映像でしか知らなかったものがよりリアルに感じられた。そういうものに包まれる、浸れる環境は今しかなく、鳥肌が立ちました」と声を弾ませた。

 物販会場では、尾崎さんの代名詞ともいえる白いTシャツも販売されており「ただの白Tがグッズになるんだあ。僕も着たら尾崎を背負えるのかな」とおどけた。そして「30年たって、展示会というスペースで出会えることは奇跡に近い。これが続いてくれたらうれしい」と話していた。4月4日まで開催。

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2022年3月24日のニュース