橋下徹氏 もし領土が侵略されたら…日本の集団的自衛権に「もっと幅広く認めていくような議論が必要に」

[ 2022年3月24日 08:28 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が24日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。林芳正外相が23日の衆院外務委員会で、日本の領土が侵略された場合は日米同盟に基づき米国が日本を防衛すると繰り返し表明していると述べたことに言及した。

 ロシアのウクライナ侵攻を受けて日米防衛の抑止力について質問した立憲民主党・松原仁委員への答弁で、林外相は「日本の領土が侵略されるような場合と仮置きして答えると、米国は、日米首脳テレビ会談など、累次の機会に、あらゆる種類の能力を用いた日本の防衛へのゆるぎないコミットメントを表明している」と答えた。

 橋下氏は「日本国民はこれからもっともっと真剣にこれを考えなきゃいけないのは、日本の国の軍事力だけではなかなか大国相手には難しいところがあります」と指摘。そして「ですから米国の防衛力を頼る、これ頼らざるを得ないんですけれども、その時に僕らは集団的自衛権ということをこれまで一切それは認めないんだと、禁止されているんだという中で、安倍政権が本当に限定して限定して日本の安全のための場合だけ米国軍と集団的自衛権を行使できるってことにしてるんですけれども、でもよく考えると米国の方に日本を、ある意味、米国兵の血を流してもらってでも日本を守ってもらうということであれば、日本は米国にどういう貢献をするのかってことをもっとこれから考えないと、米国の方が“日本の方にばっかり血を流して、俺たちのために何もしてくれないんだったら”っていうような気持ちになられたら本当に僕ら困りますから」とし、「これは集団的自衛権、今までは一切禁止だ、だから限られた範囲しかだめなんだっていったところを、僕はもっと幅広く認めていくような議論が必要になるかと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年3月24日のニュース