反町隆史シリーズ卒業「相棒20」最終回15・2%で有終の美 右京&冠城の別れが瞬間最高19・9%

[ 2022年3月24日 09:02 ]

「相棒20」最終回のワンシーン
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 俳優の水谷豊(69)が主演を務めるテレビ朝日の人気刑事ドラマ「相棒season20」(水曜後9・00)の最終回が23日に10分拡大放送され、平均世帯視聴率は15・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが24日、分かった。

 瞬間最高視聴率は19・9%(午後10時2分)だった。水谷演じる右京が「君が羨ましいです。居場所を変えられる、その軽快さが…」と切り出し、「これまで去る者は追わず、来る者は拒まずでやってきましたが、今回、それを破ろうと思います。もう少し一緒にやりませんか?君が特命係を去ることをできれば拒みたい」と引きとめるも、反町隆史演じる亘は「最高のはなむけの言葉です。長い間、お世話になりました」と頭を下げたラストのシーンだった。

 昨年10月13日に15分拡大スペシャルでスタートし、初回の平均世帯視聴率は15・2%。前シリーズ「相棒season19」の初回17・9%(2020年10月14日)からは2・7ポイント下がったものの、貫録のスタートを切った。その後、第2話は14・5%、第3話は12・6%、第4話は13・3%、第5話は13・3%、第6話は11・0%、第7話は15・0%、第8話は11・2%、第9話は12・2%、第10話は13・4%と推移。元日に放送された正月SP(第11話)も14・5%と好調を維持。第12話12・4%、第13話は12・8%、第14話は12・1%、第15話は12・7%、第16話は13・6%、第17話は13・3%、第18話は13・5%、第19話は14・9%と推移していた。

 2015年10月スタートのシーズン14から水谷演じる主人公・杉下右京の4代目相棒・冠城亘を約7年、演じてきた反町隆史が今シーズンで卒業。昨年11月24日の放送では歴代相棒最多となる125回の出演記録を樹立した。

 ラスト2回は「冠城亘(かぶらぎ・わたる)最後の事件―仇敵」として前後編スペシャルとして放送。最終回は、かつて国家公安委員長の鑓鞍(柄本明)を襲撃した男・京匡平(本宮泰風)の告発動画により、王隠堂家を監視していた伊丹(川原和久)ら捜査一課の行動が問題に。さらに、雛子(木村佳乃)と議席争っている鑓鞍も打撃必至の状況となる。一方、怪文書で“パパ活”の疑惑を掛けられた亘(反町隆史)は何か事情があると踏んだ右京(水谷豊)の追及で観念し、騒動の収拾に動き出す。そんな中、京と王隠堂鷹春が計画している襲撃について、右京は捜査一課を巻き込み王隠堂家に接近するが、その矢先、右京が危機的状況に見舞われることに。同じ頃、一連の騒動の火の粉は青木(浅利陽介)や美彌子(仲間由紀恵)にも降りかかり…という展開だった。

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