尾木ママ ゼレンスキー大統領の国会演説に「この演説を聞いてプーチンは負けるなと思いました」

[ 2022年3月24日 11:33 ]

教育評論家の尾木直樹氏
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 “尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏(75)が24日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアからの軍事侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領が23日午後6時すぎ、日本の国会でオンラインを通じて演説を行ったことに言及した。

 ゼレンスキー大統領は、ロシアを厳しく非難するとともに、日本の支援に感謝。対ロ経済制裁の在り方も高く評価した。戦禍で荒廃した国土を憂える思いが強く、復興を成し遂げた戦後日本の姿をイメージしてか「発展の歴史が著しい」とも指摘、日本の協力への期待感もにじませた。国会で海外の要人がオンラインで演説するのは初めてだった。

 尾木氏は「僕は素晴らしいなと思いました。素晴らしいという表現も軽いですけれども、戦いの真っただ中におられるわけですよね。キエフにおられるわけでしょ。これだけ落ち着いて、しかも日本の文化だとか歴史だとか、平和国家とか憲法9条も意識されていると思うんですけれども、そういうこと全部に配慮して、しかも政治家、国会議員に対するメッセージではなくて国民全体に浸透してくるようなメッセージの出し方、日本の昔話を翻訳したお話とか、本当に日本のことを好きだなあと。そして日本とウクライナは心は一つというか共通の価値観を持っていると、文化的にもそういうものをすごく感じさせられました。アジテーションではなく本当に心に染みわたる素敵なメッセージを発信されたと思う」と自身の印象を語った。

 そして「これから戦いに勝つってことに確信を持ってますよね。僕は、この演説を聞いてプーチンは負けるなと思いました」と言い、「日本の復興の経験をいろいろとよろしくお願いしたいというメッセージは非常に強く伝わってきた。それと大事なのは、国連の改革の問題。安保理が全く機能しませんでしたから、新しいシステムをどうつくっていくのか。これで日本の力を期待したいってことは明確におっしゃってますので、そこは平和国家として戦後に歩んできた歴史を生かしてぜひ外交力とか会議の中とかで19世紀に戻る議論ではなくて前に進んでいく議論をぜひ日本がリーダーシップを持てるといいなと期待しています」と自身の思いを話した。

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2022年3月24日のニュース