井上康生氏「インパクトに残っている」 重圧かかるシーンで勇気付けられた楽曲とは

[ 2021年12月21日 21:32 ]

井上康生氏
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 東京五輪で柔道男子日本代表監督を務めた井上康生氏(43)が21日放送のTBS「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」(後7・00)にVTR出演した。「心に刺さった歌詞」にスポットを当てる番組。プレッシャーがかかった際、勇気付けられたという楽曲について語った。

 2012年に柔道男子日本代表監督に就任した井上氏。東京五輪開催が決まり、自国開催でのメダル獲得に重圧がかかっていた。そんな折、EXILE THE SECOND・黒木啓司(41)に曲を作ってもらったと打ち明けた。同ユニットが歌う「日昇る光に~Pray for Now~」。全日本柔道連応援ソングに起用された1曲だ。 井上氏は曲が誕生したきっかけについて、「黒木さんが宮崎の同郷で、ぜひ応援したいと。この歌を作っていただいた」と紹介し、「選手にとっては大きな力になる曲だったのかなと思います」と、しみじみ話した。歌詞にも刺激を受けたといい、「『逆境に燃え上がる魂の灯火』というフレーズが、私にとっては非常に強烈にインパクトに残っている言葉であります」とした。

 そのフレーズが柔道の世界と重なったとも。「一部の成功を求めた上で我々は戦っている部分があるので。そういう逆境の中でも我々はくじけずに、心を折らさずに立ち向かって行きながら、それを乗り越えていこうという気持ちではありました」と振り返った。

 重圧をはねのけ、東京五輪では日本男子史上最多となる金5個をもたらす手腕を発揮、9月に監督を退任した。番組MC・加藤浩次に「(東京五輪金メダリスト)大野選手とか高藤選手、インタビューさせてもらったんです。2人とも『井上監督のおかげです』って言う」と水を向けられ、「いや、たぶん彼らはテレビ上でそういうコメントをしたほうが『ばえる』と思っているんです」。瞬時に返し、笑いを誘っていた。

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2021年12月21日のニュース