上野樹里 地元・加古川観光大使に就任 神戸牛産地も市長に早速提案「野菜ももっと頑張ったら?」

[ 2021年12月21日 18:16 ]

加古川観光大使の特大名刺を持つ上野樹里
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 女優の上野樹里(35)が21日、故郷の兵庫県加古川市で加古川観光大使に就任し、その委嘱式が同市役所で行われた。地元の加古川中を卒業後、上京したとあって「加古川に住んでいたら、なる機会はなかったかもしれない。東京へ行って20数年間があって、地元に貢献できることをうれしく思います」。デビュー後、2004年公開の映画「スウィングガールズ」以降の歩みを感慨深げに振り返った。

 もともとSNSで地元情報を発信してきた。その後、上野と加古川観光協会がお互いのツイッターをフォローし合う関係になり、協会がお礼のダイレクトメッセージ(DM)を送るとその日夕刻、「重要な話なので、DMより電話してみよう」と上野から直接返礼の電話が入ったことで関係が発展した。

 郷土愛を証明するようにこの日の会見に先立ち、前日から地元入り。市内を自転車で巡ったという。

 自ら披露した思い出が、2001年まで読売系で全国放送された朝の情報番組「ズームイン!!朝!」。郷土料理「かつめし」が特集されることになり、友達の精肉店で遊んでいるときに取材を受けた。「食べてたらすごいどアップで映った」。その友人がこのたび、かつめしの店舗を開店し「うれしくなった」と我がことのように胸を張った。「加古川市ってすごく広い。まだまだ知らない魅力が一杯ある。かつめしのパンフレットを見ただけで100軒くらいあって1年かけても食べられへん」とアピールした。

 早速初仕事として岡田康裕市長に提案した。神戸牛の産地として知られる同市。ふるさと納税の返礼品には神戸牛のリストがずらり並ぶが、「野菜ももっと頑張ったらいいのでは?」。有機野菜の生産も盛んとあって、義母の料理愛好家・平野レミ(74)ばりのアドバイスを送った。

 来年、同じく母校の加古川小は150周年を迎える。児童への祝福メッセージを求められ、快諾。「最近、ご縁を感じることがあったりする。できることがあればやってみたい」と意欲を語った。

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2021年12月21日のニュース