舛添要一氏 無駄続きのアベノマスクで政府の対応遅さ批判「保管費を考えたら民間なら直ぐに破棄処分」

[ 2021年12月21日 19:48 ]

舛添要一氏
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 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(73)が21日、自身の公式ツイッターで、批判が相次いだアベノマスクについて私見を語った。

 安倍晋三元首相がコロナ禍の昨年春、各世帯に配布した布マスク「アベノマスク」は、製造に巨額の費用がかかっただけでなく、配布されたのはマスク不足が解消された後。その後も不良品が続出したり、未配布の在庫の8000万枚の保管費用が約6億円を超えるなど、ふんだりけったり。総費用は500億円を超えたとも言われる。

 舛添氏はこの日の参院本会議でも議題に上がったことに触れ、「参議院でアベノマスクの無駄が指摘された。側近官僚の提案を鵜呑みにした安倍元首相の責任だ。緊急であっても、『万機公論に決すべし』である。使う者の身になっていない」と指摘。「そして、誰もこの不祥事の責任をとらないまま経費の無駄遣いが続いている。保管費を考えたら、民間なら直ぐに破棄処分にする」と、経費に対する認識の甘さや対応の遅さ、さらには責任があやふやになっている現状を批判した。

 舛添氏は続くツイートで、岸田文雄首相の会見内容にも言及。「岸田首相記者会見:アベノマスク、年度内に破棄処分と明言。当たり前だ」とバッサリ切り捨てた。

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