沙也加さん 死因は外傷性ショック、積雪30センチ 除雪後に発見される

[ 2021年12月21日 05:30 ]

神田沙也加さん死去

神田沙也加さん
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 北海道警は20日、沙也加さんの死因について、高所から転落したことによる外傷性ショックだったと発表した。道警によると、18日午前11時ごろに関係者から「部屋に鍵がかかっていて、中を確認したが神田さんがいない」と110番があり、駆け付けた警察官が捜索。除雪作業をして、約2時間後に沙也加さんを発見した。

 前日17日から18日にかけての札幌は記録的な大雪。18日の午前5時までに55センチの降雪を観測し24時間降雪量の過去最多を記録した。捜査関係者によると、沙也加さんが倒れていた屋外スペースには30センチほどの積雪があり、沙也加さんの上にも雪が積もっていたという。そのため部屋から下をのぞき込んでもその姿を確認できなかった。

 《外傷きっかけに多量出血》死因の「外傷性ショック」について医師で医療ジャーナリストの森田豊氏は「外傷をきっかけに体の内外に多量の出血を起こし、血圧が下がって命を落とすこと」と説明。転落の死因は通常「脳挫傷、多臓器破裂が多い」と指摘。30センチほど積もった雪の中で見つかった沙也加さんの場合は「体表面のダメージを多少和らげて、皮膚からの出血を少なくした可能性はある。ただ雪があっても内臓への衝撃は変わらない。総合的な判断で“外傷性ショック”としたのではないか」と話した。

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2021年12月21日のニュース