松田聖子 愛娘急逝に憔悴、NHKは紅白歌唱曲目の発表延期 出場可否判断待つ

[ 2021年12月21日 05:30 ]

松田聖子
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 神田沙也加さん(享年35)の急逝を受け、NHKは20日、大みそかの「紅白歌合戦」(後7・30)への出場が決まっている沙也加さんの母親で歌手の松田聖子(59)の気持ちを尊重するため、同日昼すぎに予定していた出場歌手の歌唱曲目の発表を延期した。

 関係者によると、聖子は愛娘の突然の訃報に憔悴(しょうすい)し切っており、番組側は出場辞退の可能性も視野に、聖子が落ち着いて話ができる状況になるまで出場可否の判断を待つ意向。その判断がギリギリになってもいいように、リハーサル直前の時期の曲目と曲順との異例の同時発表に向けても対応できるように態勢を整えている。

 局関係者は「紅白のスタッフがレコード各社の担当者に“諸事情があり発表を後日にずらします”と伝えた」と、この日の曲目発表を急きょ取りやめたことを明かした。局側は「聖子さんの気持ちを考えて、あらかじめ決めていた選曲でよいのか、演出はどうするのかを聞きたい。ただ、積極的に連絡を取ることは控え、出場を辞退される可能性も考慮しながら、お話しできる状態になるまで待ちたい」と状況を説明。出場できるケースも想定し、当初予定していた演出を変更して、すでに台本の一部作り替えにも着手しているとみられる。

 曲目と曲順は例年、1週間ほど空けて別々に発表されてきた。同時発表はサプライズの演出などで交渉が長引いたケースなどでまれにあり、今回そうなれば4年ぶりとなる。

 一方でこの日、今月23~26日に予定されていた聖子の「クリスマスディナー&コンサート」の大阪公演の中止が会場のホテルニューオータニ大阪のウェブサイトで発表された。訃報が伝わった19日の東京公演に続く中止となった。

 紅白には昨年まで8年連続、通算24回出場してきた常連組の聖子。どのような決断を下すのか。周囲は温かく見守る。

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2021年12月21日のニュース