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棋王戦挑戦権獲得の永瀬王座 挑決2番勝負は「バランスVS堅さ」新旧の将棋哲学を表現した激突制す

[ 2021年12月21日 19:32 ]

永瀬拓矢王座
Photo By スポニチ

 例年2~3月開催の第47期棋王戦5番勝負の挑戦者決定2番勝負が21日、都内であり、永瀬拓矢王座(29)が郷田真隆九段(50)に114手で勝利した。2勝3敗で敗退した第43期以来4期ぶりに、当時と同じ渡辺明棋王(37)=王将、名人の3冠=に挑む。9連覇中の渡辺は節目の10期連続、永瀬は2冠目の獲得がかかる。

 挑戦者決定トーナメントを無敗で勝ち上がった永瀬は2局のうち1勝、敗者復活戦からの郷田は2勝が求められた。戦型は矢倉で先手は郷田。「羽生世代」の郷田にとって経験豊富な陣形を永瀬はバランス重視の中住まいで迎え撃った。

 さらに穴熊へ組み替えた、金銀4枚による郷田陣を飛車角銀桂香の攻めで突き崩した。「バランスVS堅さ」。新旧の将棋哲学を表現した陣形による激突は、銀捨てからギアを上げた永瀬に軍配が上がった。

 「こちらが薄いので、神経を使う展開だった」。慎重に読みを入れて郷田を投了へ導き、永瀬は終局後、落ち着いた口調で振り返った。4期ぶりの渡辺への挑戦。「第43期は実力差があると感じた。その差を縮められたらと思います」。最終局までもつれ込む熱戦だったが、永瀬は気持ちを引き締め直すように語った。

 郷田は2017年に3連覇を逃し、失冠した本社主催・第66期王将戦7番勝負以来のタイトル戦出場を逃した。「序盤が経験のない形で対応できなかった。(トーナメントは)最後が一番内容がまずくて。仕方ない」とうなだれた。

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