市川猿之助が見据える歌舞伎の未来 フランス人役者誕生も?「人種は関係ないです」

[ 2021年4月23日 12:43 ]

市川猿之助
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 歌舞伎俳優・市川猿之助(45)が、22日放送の日本テレビ系「アナザースカイ2」(木曜後11・00)にゲスト出演し、歌舞伎界の未来について理想を語った。

 150年以上続く澤瀉屋に生まれた。慶大を卒業、人生には多くの選択肢があったが、選んだのは歌舞伎役者の道だった。「役者の家に生まれて歌舞伎をやるって、宝くじの1等に当たるより確率が少ない。そんなのを当たったのをわざわざ放棄することはないなと思う。物事、とらえようですよね」と話した。

 自らの実力について、「実力じゃないと思うな。僕は慣れだと思う」と評価した。「柔道で言うと、押された時に、受け身が脳みそを通さないで体が動くっていう。それが才能があるなしで言われちゃうけど、結局、子供のころからやってるかやってないかというね、環境があるか」とも語った。

 そんな猿之助が期待をかける歌舞伎の未来は、歌舞伎家系の外から出た「門閥外」の活躍。「根底にあるのは門閥とか門閥外じゃなく、才能のある人が主役をやってほしい。門閥外のスターが出た時に、それを受け入れる体制がね。『いいよ。やってみなさい』と言える体制があればな」。MCの今田耕司(55)から「たとえばフランス人が歌舞伎をやってみたいとか、チャレンジしてみたいという役者が出てくることもありえる?」と問われると、猿之助は「あり得ますね。歌舞伎の技法ができれば、人種は関係ないです」と言い切った。

 昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大で、歌舞伎も舞台の上演中止を余儀なくされた。再開は昨年8月。役者の間にも、変わりつつある雰囲気を猿之助は感じるという。「今までは理想論の覚悟だったけど、皆さんコロナでね、明日給料が入るか入らないかの生活感をともなった、本当にひっ迫した覚悟になったんだと思う、歌舞伎役者」と語った。

 1889年に開場した東京・銀座の歌舞伎座は、もともと西洋風の建物だった。入場券制、もぎりやガス灯など、これまでになかった新しい文化をいち早く導入してきたのが、歌舞伎の世界だった。社会が大きく変化している今、猿之助は新たな変化の時だと実感している。「危険なことをしないとダメだよ。歴史でもそうでしょう?時代は変わる時って、血は流れるんだよね。『無血開城』とかいいながら、違う場所では血は流れるからね。きれいごとじゃないんだよね。ちゃんちゃらおかしいと思う。伝統にあぐらをかいてる姿がね」と、厳しい言葉を交えながら話した。

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