チャーリー浜さん「…じゃあ~りませんか」は大村崑の口癖だった 「師匠」が秘話明かす

[ 2021年4月23日 05:30 ]

大村崑

 「ごめんくさい」「…じゃあ~りませんか」などの名物ギャグで知られ、18日に78歳で他界した吉本新喜劇のお笑い芸人、チャーリー浜さんの訃報から一夜明けた22日、デビュー当時、見た目がそっくりで「師匠」と慕っていた喜劇俳優の大村崑(89)が本紙の取材に応じた。

 大村は「また一人、喜劇役者らしい喜劇役者が逝ったねぇ」と寂しそうにつぶやいた。出会いは1960年ごろ。自身の当たり役の一つ、時代劇コメディー番組「頓馬天狗(とんまてんぐ)」で約100手もの大掛かりな殺陣シーンを撮影することになり、体が丈夫ではなかった大村に代わり“吹き替え”を担当したのが浜さんだった。

 しゃべくり漫才を世に広めた横山エンタツさんの次男で新喜劇の看板スターだった花紀京さんや芦屋雁之助さんが在籍していた劇団「笑いの王国」に2人は所属。設立者の脚本家・花登筐さんが「頓馬…」も手掛けていたことから、引き合わされたという。

 当時の大村のアパートに2週間、浜さんが居候。大村のしぐさやしゃべり方、目の動きなどを勉強したという。「静かな子でね、おとなしくて辛抱強かった」。その後も舞台版で頓馬天狗の本物と影武者で共演するなど交流が続いた。

 浜さんに伝えたのは芸人の鉄則。「下品な芸はするな」「下ネタはするな」「舞台で弱者をいじめて笑いを取るな」だ。「赤ちゃんの人形を投げて笑いを取るとか、品のない芸はすぐに飽きられて短命に終わる。品のある喜劇役者になりなさい」と厳しく言った。浜さんはその教えを守り、七三分けに眼鏡、生真面目そうな服装から丁寧な言葉遣いで笑いを生んできた。

 看板ギャグ「…じゃあ~りませんか」は、自身の口癖「これは○○じゃ、ありませんか?」を誇張したものと推測していたという。「若い頃は彼も僕の楽屋にずっといたからね。口癖も耳にこびりつくでしょう」と語り、“弟子”の旅立ちを残念がった。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「嵐」特集記事

2021年4月23日のニュース