海老蔵 長男・勸玄くんに「色事をしないように」 思い出の「実盛物語」34年ぶり成田屋親子共演

[ 2021年4月23日 05:30 ]

笑顔を見せる市川海老蔵(撮影・河野 光希)
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)が22日、都内で行われた「海老蔵歌舞伎」の取材会で、成田屋にゆかりのある「実盛物語」での34年ぶりとなる親子共演を喜んだ。長男の堀越勸玄(かんげん)くん(8)とともに出演。海老蔵は1987年に父の十二代目市川團十郎さんと共演したことに思いをはせ、「子供にとっても大役。一生の思い出に残るような作品を彼と体現できることがうれしい」と喜んだ。

 京都・南座で海老蔵と勸玄くんが2人で舞台に立つのも初めてだ。京都で勸玄くんに伝えたいことについて問われると「舞妓(まいこ)さんや芸妓さんと色事をしないように教育しようかな。“もうちょっとたってからだよ”とね」と梨園の文化を引き合いにジョーク。その後、17年に亡くなった妻の小林麻央さん(享年34)と鴨川沿いをサイクリングした時のことを回想し、「せがれと一緒に京都の鴨川沿いを走りたい」と付け加えた。

 演目は時代物の名作。平家の威光が絶頂の世で、平家方の武将ながらひそかに源氏方に心を寄せる斎藤実盛(海老蔵)の恩情と苦悩を描く物語。勸玄くんが演じる太郎吉も、物語の重要な鍵を握る役どころ。せりふも多く、子役ながら実力を求められる難役だ。

 太郎吉役は海老蔵にとっても思い入れが深く「本来はもう少し早くやるつもりでしたが(新型コロナで)襲名が延期となった。年齢的にもギリギリで、順調に背も伸びているので太郎吉を演じるのが彼にとっても一生に一度のチャンス」と明かした。

 そのほか、音声SNS「Clubhouse」のトークの中で着想を得た新作歌舞伎舞踊「KABUKU」も上演する。江戸時代の京都から時空を超えて現代の渋谷へとタイムリープするという壮大な構想。「最終的には渋谷のスクランブル交差点に向かうことになると思う」と含みをもたせた。公演は5月29、30日に東京・明治座で、6月4~13日に京都・南座で行う。

 ○…海老蔵は、87年5月の9歳の時に東京・歌舞伎座で、父の十二代目市川團十郎さんと「実盛物語」で共演。56年には祖父と父も共演しており、市川宗家にとってゆかりの深い演目だ。2人で馬に乗るところは今でも語り継がれる名場面の一つで、海老蔵は「父と一緒に舞台に立ったのが思い出深いです」としみじみと振り返った。父と京都での共演はかなわなかったが、12歳ごろに同所で舞台を観劇。「『助六由縁江戸桜』で、父がバッと出てきたときに感動して泣きました。あの瞬間、父から自分へ何かが継承された」と語った。

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