小林誠司が逆転演出打 阿部監督ニンマリ「根性で出ろ、なんでもいいからって言ったら打ってきた」

[ 2024年5月26日 19:18 ]

セ・リーグ   巨人2―1阪神 ( 2024年5月26日    甲子園 )

<神・巨>延長10回、中前打を放つ小林(撮影・岸 良祐)
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 巨人の小林誠司捕手(34)が26日の阪神戦(甲子園)で延長10回の勝ち越し点につながる貴重な安打を放った。

 7番に入り、5試合ぶり今季18度目のスタメンマスク。盟友・菅野智之投手(34)とは開幕から7試合連続でバッテリーを組んで試合に臨んだ。

 すると、菅野は病み上がりとは思えない快投で6回まで1四球のノーヒット投球。今カード初戦(24日)の戸郷に続くノーヒットノーランもチラつき、甲子園もざわつき始めるなか、0―0のまま7回に突入した。

 だが、7回1死から浴びた森下の初安打から3連打で1失点して降板。このまま終われば好投の菅野に今季初黒星が付くところだった。

 だが、9回1死から主砲・岡本和が起死回生の同点ソロ。そして、1―1で迎えた延長10回、小林は先頭打者として入った第4打席でファウルで粘り、相手5番手左腕・岩崎から中前打。立岡の犠打と代打・岸田の右前打で1死一、三塁とチャンスが広がり、丸の中犠飛で小林の代走・重信が勝ち越し&決勝のホームに頭から滑り込んだ。

 今季これまで菅野の先発試合では6戦中3戦で適時打を放っていた小林。菅野の降板後に初めて打ったこの日の安打は適時打ではなかったが、これまでと同様に盟友を喜ばせる安打となった。

 どん欲な姿勢を見せた小林の姿に阿部慎之助監督(45)は「毎打席、ああやっていってほしいですね。ああいう気持ちで。根性で出ろ、なんでもいいからって言ったら打ってきたので、毎回言おうかなと思います」としてやったりだった。

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