オリックス・中嶋監督「このメンツで…やらなきゃいけないですけど」 投手陣離脱者続出で逆転敗戦

[ 2024年5月26日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス5-6西武 ( 2024年5月25日    ベルーナD )

<西・オ>7回途中、降板する曽谷(左から3人目)(撮影・白鳥 佳樹)
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 苦しい台所事情を象徴する敗戦だった。オリックスは3点優勢の7回に反撃に遭い、5―4の1死満塁で救援した井口が外崎に決勝の逆転打を浴びた。曽谷が6回まで68球で2失点に抑えながら7回に突然の変調。中嶋監督は首をひねるしかなかった。

 「6回(まで)なんやったんやって話やし、その球数、経験したはずだよねってのもある。今のチーム状況考えたら、7回絶対投げきらなきゃいけないのもあるでしょう」

 今回3連戦で先発を見込まれていた山下がコンディション不良で復帰見送り、きょう26日は最近4日間で2度目のブルペンデーを予定。鈴木は練習中に予告先発を告げられたうえ試合でもベンチ入りした。再調整で登録を外れた吉田と富山の補充はなく、ブルペンは火の車。7回先頭から4連打を浴びた曽谷を続投させた決断は裏目に出た。

 「難しいですよね、代え時は。やっぱり代えた方がよかった…ってのも、結果論ですけどね」

 宮城、山岡、平野佳、小木田、比嘉など投手陣に相次ぐ故障者のしわ寄せで借金5に逆戻り。「このメンツでどうやってやるんやって、やらなきゃいけないですけどね」。やりくり上手な中嶋監督が言葉を絞り出した。(阪井 日向)

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