春季高校野球近畿大会が開幕 天理と京都国際が快勝 明石商の来田遥斗は好機で凡退

[ 2024年5月26日 05:30 ]

春季高校野球近畿大会1回戦 ( 2024年5月25日    明石トーカロ )

<社・天理>先発する天理・麻田(撮影・中辻 颯太)
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 春季高校野球近畿大会は25日、明石トーカロ球場で開幕して1回戦2試合を終えた。天理(奈良)はエース左腕の麻田悠介投手(3年)が被安打1で完封し、11―0で社(兵庫)に快勝。京都国際(京都)は8―1の7回コールドで明石商(兵庫)を破った。

 《1メートル64の麻田が力投》天理は身長1メートル64の麻田が151球の力投で完封勝利を飾った。8回1死二塁から右翼線へ落ちる安打でノーヒットノーランを逃し「意識しないようにしていたんですけど“あ~、打たれたなあ”と」と苦笑い。今年1月に就任した藤原忠理監督から縦の変化球の重要性を説かれ、磨きをかけたスライダーを軸に17個の内野ゴロを奪った。1年秋の近畿大会1回戦で敗れた社に雪辱し「同じ相手に2度も負けられないと思っていた」とうなずいた。

 《オリックス・来田の弟、遥斗は好機で凡退》
 明石商は京都国際の2年生左腕・西村一毅を攻略できず、7回コールドで敗れた。ベンチ入りの20人を使い切った狭間善徳監督は「守れてナンボの大事なところでミスが起こっている」と記録に残らないものを含めてミスが多かったことを悔やんだ。オリックス・来田の弟・遥斗(3年)は4回1死満塁の好機に代打で登場し二飛。2人の兄の後を追って進学した末っ子は「もっと意識から変えないといけない」とレベルアップを誓った。

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