智弁和歌山・花田「2種類の木製」使い分けてマルチ 「振りが弱かった」微妙な重量差変更で4番の仕事

[ 2024年5月26日 16:02 ]

高校野球春季近畿大会1回戦   智弁和歌山4―0滋賀学園 ( 2024年5月26日    明石 )

<滋賀学園・智弁和歌山> 3回2死、左前打を放つ智弁和歌山・花田 (撮影・亀井 直樹)
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 智弁和歌山(和歌山)が滋賀学園(滋賀)との近畿大会1回戦を4―0で制し、準決勝に進んだ。

 「4番・三塁」の花田悠月(3年)が2種類の木製バットを使い分けて2安打を放った。

 1―0の3回2死無走者で左前打。4打席目からは先端が軽い黒色のバットに持ち替え、5打席目の3―0の7回先頭で左前打を決めた。

 「2打席立って振りが弱いと感じたので、先端がくりぬかれているバットに変えました。何とか安打を出せてよかったです」

 高校通算13本塁打中、木製バットで9発を数える右の強打者。「この勝利で勢いづけて、いい大会にしたいです」と先を見据えた。

 ◇花田 悠月(はなだ・ゆづき)2006年(平18)4月15日生まれ、和歌山県有田郡出身の18歳。小2に田殿少年野球クラブで野球を始めて投手と一塁手を務める。中学では紀州由良シニアに所属。智弁和歌山では1年秋から背番号13でベンチ入りし、2年春に甲子園初出場。50メートル走6秒8、遠投95メートル。1メートル78、82。右投げ右打ち。

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