西武スローガン「走魂賞」投票開始 監督、コーチが候補選出 ファンクラブ会員投票で1、2軍から決定

[ 2023年5月4日 10:20 ]

西武・松井監督
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 西武は5月4日から、初めて「走魂賞supported byこんにゃくパーク」の3・4月分の投票を開始した。同賞は、スローガンの「走魂」をチーム全体に意識づけるため、貢献した選手を、監督やコーチが候補として選出し、最終的にファンクラブ会員の投票によって1軍、2軍それぞれ1人ずつ決定するもの。試合を「走り切った」などという理由から、完投勝利などを挙げた投手も対象となる。

【1軍部門】
(1)高橋光成
 4月22日の完投勝利はまさに「走り切った」。その他のゲームでも背中で引っ張る投球をし続けてくれている。野手に勇気を与える投球をしている。
(2)今井達也
 4月13日の完封勝利。中継ぎ陣を休ませてくれた見事な投球。厳しい投げ合いを制し、それも最後まで投げ切ってくれた。
(3)柘植世那
 4月16日の9回表、二塁ランナーだった柘植はパスボールの間にホームイン。まさにスローガン「走魂」を体現するプレー。
(4)児玉亮涼
 走攻守の部分でチームを助けてくれている。持ち味の「脚」を活かした守備は、見えないチームのミスをカバーしてくれている。ルーキーながらも高いレベルのプレーを見せてくれている。
(5)デビッド・マキノン
 4月16日、2回に放ったセンターオーバー三塁打。果敢な走塁で3塁を陥れたあとは、ペイトンの浅い犠牲フライでホームイン。4月23日の第1打席でも外野の間を抜けない右中間手前へのヒットで二塁を陥れるなどスローガンを体現している。
(6)中村剛也
 果敢に次の塁を狙うプレーが随所で光る。中でも4月11日、センター前タイムリーヒット(左中間寄り)の打球(6回裏)で果敢にセカンドを陥れ、セーフになったシーンはその象徴。
(7)愛斗
 4月26日のライトゴロで見事なチャージ”でランナーを刺した。捕球してからも早い。勝ち越しを許さない非常に大きなプレーで、絶対にアウトを取りに行くという「魂」を感じるプレーだった。
【2軍部門】
(1)黒田将矢
今までの「二倍走る」という目標を掲げ、球速もアップした。イースタン・リーグ公式戦の中でも見事に結果を出している。走る姿勢が結果に結びついている。
(2)古市尊
 キャンプからここまで頑張ってきたが、試合の中でもスピード感があり、走塁面での成長も感じられる。また支配下を掴むまでに成長している。
(3)渡部健人
 一塁ランナーコーチから見ても、どんな時でも全力疾走の姿勢がよく見え、スローガンを体現している。
(4)蛭間拓哉
 常に試合の中で「次の塁を狙う」姿勢はもちろんだが、そこにはチームを鼓舞する姿と映る。
(5)モンテル
 3軍では結果を出していたが、2軍に昇格した直後の4月21日では、ヒットを放ち、さらには持ち前の脚を活かして、盗塁ができたこと。

 ▼西武児玉「大変光栄です。走魂賞はシーズンが始まる前に聞いていました。どんな凡打であっても一塁まで全力疾走するのが自分のプレースタイルです。派手なプレーだけではなく、そういう面も見てくれてたのかな、と思うとすごくうれしいですね」
 ▼西武マキノン「自分は決して足は速くないけど、全力で走る、ということにおいては関係ないからね!状況を考えながら、次の塁を狙うぞ、という姿勢を評価してもらったのだったらうれしいよ。もし自分が選ばれたら光栄だけど、すでにライオンズには“走魂”が浸透しているから、誰が選ばれてもおかしくないし、チーム全員が賞にふさわしいと思うよ!」

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