ロキテクノ富山・沢柳 最速151キロの抑え右腕 2年連続都市対抗へ「死に物狂いでやります」

[ 2023年5月4日 17:31 ]

ロキテクノ富山の澤柳
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 2年連続の都市対抗野球出場を狙うロキテクノ富山において、抑えとして期待されるのが入社2年目の沢柳亮太郎投手だ。最速151キロの右腕は、低めへの変化球が武器。今季のJABA大会では計4試合5イニングを投げ、防御率0・00を誇る。

 「決め球は決まっていて、いかにそこまで追い込めるか。自分の強みを考えながら、逆算してマウンドに立っています」
 自信のある変化球もさることながら、直球のスピン量は2500台。昨季は都市対抗1回戦・JFE西日本戦で救援し、10月のU23W杯にも選出された。

 社会人野球では順調な歩みを見せているが、いわゆる野球エリートではない。高校は進学校として知られる明学東村山で、3年夏も西東京大会4回戦で敗退。明学大でも4年間を、首都大学野球の2部で過ごした。ただ、そんな環境だったからこそ「自分で考えてやらせてもらえましたし、自分には合っていて、成長につながったと思います」と周囲への感謝を忘れない。

 クレバーな頭脳は、投球にも存分に生かされている。抑え投手を任されるが、際立つのはテンポの良さ。「時間をゆっくり使えば、その分、相手に考える時間を与えてしまうので」。ストライクゾーンで勝負できる力強さも兼備しており、攻略は容易ではない。

 「北信越は優勝しなければ、都市対抗に出ることはできない。一戦一戦、死に物狂いで取りにいきます」

 揺るがぬ決意で、1月後に迫った北信越2次予選に臨む。

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